ラプンツェルの髪の長さは? 本数は!? 『塔の上のラプンツェル』トリビア5選<今夜金ロー>
今夜、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて放送されるディズニー映画『塔の上のラプンツェル』。2010年の公開から多くのファンから愛されているが、今年6月、東京ディズニーシーに本作をテーマにしたエリアやアトラクションができたことで改めて今注目されている。今回は、そんな『塔の上のラプンツェル』に隠された5つの秘密を紹介。ぜひ、放送前にチェックしてほしい。 【写真】髪の本数は〇万本! 初のオール3Dプリンセス、ラプンツェル 本作は、グリム童話『ラプンツェル(長髪姫)』を元に現代の視点を取り入れ、新しい世界へ踏み出す勇気のすばらしさを描いた、ディズニー長編アニメーション第50作の記念すべき作品。ディズニープリンセスの物語で初めて全面的に3Dを取り入れた作品でもある。森の奥に立つ塔に閉じ込められていた少女・ラプンツェルと、盗賊のフリン・ライダーの冒険譚を描く。 ■ラプンツェルのトレードマークの長~い髪、その長さとは? 本作の主人公、ラプンツェルの一番のトレードマークといえば何と言ってもその長い髪。ケガや病気を治す魔法の力を持った“金色の花”の魔法が宿った髪には、傷をいやしたり時を戻したりといった不思議なパワーが。しかし、一度切ってしまうと髪は金から茶色に変色し、その力もなくなってしまう。 ということで、赤ちゃんのラプンツェルをさらってその魔法の力をほしいままにしてきたマザー・ゴーテルは彼女に髪を切ることを許さず、ずっと伸ばし続けてきた。その結果、なんと18歳にして髪の長さは70フィート(21m)に! しかも、ゴーテルやフリンをその髪につかまらせて、塔の上まで引っ張り上げることができるほど丈夫なのだ。いったいそのお手入れにはどんなトリートメントを使っているのか、世界中の女性の気になるところである。 ■『ラプンツェル』製作陣の苦労はやっぱり“髪”! その本数はなんと… クランクイン!編集部の調査によると莫大な製作費がかかっているといわれる『塔の上のラプンツェル』。その額は公開当時、アニメーションアニメ映画史上最大だったという。特に製作費をつぎ込んだというのが、ラプンツェルの“髪の毛”のようだ。21mもある黄金の美しい髪だが、作中では髪を使ったアクションも豊富。自然な動きを実現するためソフトウェアが開発され、なんと約14万本という膨大な髪の毛を1本ずつ描きこんでいったそう。 ラプンツェルの髪に命を吹き込んだクリエーターの1人には、実は日本人が。製作に大きく関わったコンピューターグラフィッククリエーターの四角英孝さんは、髪の表現を「(ディズニーでの)最大のチャレンジとなった」(※1)と振り返っている。製作当時を語ったインタビューでは、「当時CGアニメーションでは髪の毛は後付けのものと考えられていて、キャラクターの演技と髪の毛の動きは全く別物だった。ところがこの作品では髪の毛自体がストーリーの重要な一部。僕は、ラプンツェル本人と髪の毛が自然に連動できるようなソフトウエアを構築することで解決しました」と、当時のアニメーション界にとってかなりの大挑戦だったことが伺える。