米ミネアポリス連銀総裁、年内は金利据え置きの「可能性ある」と示唆
(ブルームバーグ): 米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、米金融当局が利下げに踏み切る前にインフレが減速していると確信を強める必要があり、利下げを2024年より後に遅らせる可能性もあるとの見方を示した。
カシュカリ総裁はFOXニュース・チャンネルとのインタビューで、最近のインフレデータの上振れを踏まえて年内は金利を据え置くことが適切かどうか問われた際、「可能性はある」と答えた。
さらに、「インフレ率が2%に戻りつつあると確信できるまで、様子を見て、必要なだけ辛抱強く待つ必要があると私は考えている」と語った。
カシュカリ総裁はここ数年、タカ派寄りの米金融当局者の1人となっている。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
原題:Kashkari Says Fed Could ‘Potentially’ Hold Rates Steady All Year(抜粋)
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Matthew Boesler