夫の会社は55歳が「役職定年」です。役職の肩書がなくなると年収はどれくらい下がるでしょうか?
役職定年を迎えると年収はどうなる?
役職定年を迎えると、部長や課長といった肩書がなくなるため、給料が下がる可能性があります。 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団が行ったアンケートによると(サンプル回収数6250人)、役職定年を迎えた人のうち9割以上が年収減になったようです。詳しい内訳を表1にまとめました(60~69歳の場合)。 表1
出典:公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団「50代・60代の働き方に関する調査報告書」を基に筆者作成 約4割が50%を超える年収ダウンを経験しています。もっとも多かった項目は「50~75%未満」でした。役職定年後には、このように年収ダウンを経験するケースが少なくないようです。 とはいえ、年収が変わらなかった人や、むしろ以前より多くなったケースも見当たります。最終的に年収への影響がどれほどあるかは、会社ごとの判断によって異なります。
9割以上の人が役職定年後の年収ダウンを経験している
役職定年を迎えて役職の肩書がなくなると、年収ダウンを経験するケースが珍しくありません。9割以上が年収減になるという調査結果もあり、今回のケースでも同じことが起こる可能性があります。 ただし会社により状況は異なるため、詳しい情報については、あらかじめ人事などに相談しておくとよいかもしれません。 出典 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構のホームページ 資料シリーズ1 調整型キャリア形成の現状と課題 8 役職定年制度の導入状況とその仕組み(39ページ) 公益財団法人 ダイヤ高齢社会研究財団ホームページ 50代・60代の働き方に関する調査報告書 III. 調査結果の概要 1.定年前の役職定年制度について(5ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部