逹瑯「バンドサウンドのみで構築された曲を増やしていこうかなって…」オリジナルアルバム『COLORS』制作裏話を語る
ロックバンドMUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FM / JFNのラジオ番組「JACK IN THE RADIO」。3月9日(土)の放送は、逹瑯ソロワークスでのニューアルバム2枚同時リリースを記念し、逹瑯ソロワークス特集を2週にわたってお届け! 第1弾の今回は、ソロワークスでドラムを務める宏崇(ひろたか)さんをゲストに迎えて、オリジナルアルバム『COLORS』を掘り下げていきました。
オリジナルアルバム『COLORS』、カヴァーアルバム『Pandora Juke Vox』2枚同時リリース予定ということで、今回はオリジナルアルバム『COLORS』を特集しました。 逹瑯:アルバムは聴きましたか? いかがでしたか? 宏崇:全体的に、前回の作品(『=(equal)』『非科学方程式』)とはちょっと違うじゃないですか。より深くなったというか、前回の2枚って聴きやすいアルバムだったと思うんですよ。 逹瑯:うん。 宏崇:(今回の2枚は)ポップだけど、より深い“ダークポップ”みたいな感じになったなぁ、っていうイメージですね。 逹瑯:こういうアルバムになった経緯というのが、宏崇が結構キーになっていて。 宏崇:おっ、マジですか(笑)。 逹瑯:大みそかにmito LIGHT HOUSEでイベント(『MUCC THE END OF 25th COUNT DOWN FAMILY PARTY -逝く年 狂年 Lightの宴-』)をやって、ライヴが終わったくらいで『「compass」って同期(打ち込み音)がなくてもいいよな』って話をしていて(※このイベントに逹瑯はソロとしても出演)。 宏崇:そうですね。 逹瑯:「バンドサウンドだけで成立しているよね」「次にやるときは同期をなくして、勢いでバーンってやっていこうかな」って話して、宏崇も「全然いいんじゃないですか」っていう話になって。それで最終的に、もっとバンド感を出すために同期がない曲というか、バンドサウンドのみで構築された曲を増やしていこうかなって。それからアルバムの曲を作り出したから、意外と宏崇がキーポイントで。 宏崇:「バンドって、やっぱこうよね」と思って、そういう話をしたと思うんですけど。それが反映されたなら、俺はうれしいっすね(笑)。 逹瑯:ハハハ(笑)! それを踏まえて、演奏する人のノリとグルーヴがどんどん出ていってほしいから、(3月30日から始まるツアー『逹瑯 LIVE HOUSE TOUR [The COLORS]』は)ステージ上のライヴ感と勢いと鋭利な感じが、もっと出るようにしていこうと思っているんだよね。 宏崇:そうですね。 (TOKYO FM「JACK IN THE RADIO」2024年3月9日(土)放送より)