再送-米FBI、大統領選巡る偽動画を警告 偽情報拡散に警戒強める
(脱字を補って再送します) [ワシントン 5日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)は5日、この日に実施されている大統領選に関連し、テロ攻撃の脅威などについて警告する2つの偽造動画が拡散しているとして、国民に警戒を呼び掛けた。当局は大統領選の当日のほか、その後数週間にわたり偽情報の拡散が激化すると警戒を強めている。 FBIが指摘した偽造動画の1つは、連邦法執行機関を装い、テロ攻撃が発生する脅威があるとして、国民に対し「リモート」で投票するよう促すもの。もう1つの偽造動画には、5カ所の刑務所で受刑者による不正投票があったとする連邦法執行機関の偽の報道発表が含まれている。 FBIは双方とも偽造されたものとし、「偽のコンテンツで公衆を欺こうとする試みは、米国の民主的プロセスと選挙制度への信頼を損なうことを目的としている」と警告した。 前日には、国土安全保障省傘下サイバーセキュリティー専門機関(CISA)のジェン・イースタリー長官が、今年の選挙は外国の敵対勢力による「前例のない量の偽情報」に直面していると警告。ただ、大統領選を巡る偽情報が急増しているものの、選挙結果に直接影響を及ぼすような活動の証拠は見られていないとしている。