RIRYDAYに何が起きていたのか? 運営スタッフとメンバーが語る、赤裸々な過去と未来
”女の子が迎えるすべての瞬間を肯定し、きらめく日々を記録する”というコンセプトのもと、2024年7月に結成が発表された、ガールズグループRIRYDAY。 【写真を見る】RIRYDAYメンバー サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に出演していたSAKURA(北爪さくら)を中心に、JURI、MION、NONOKA、AYAKA、MIRIの日本人メンバーで結成され、10月17日(木)には東京都・EX THEATER ROPPONGIにて初ワンマンを開催。しかし、それ以降、ライブの予定はおろか、SNSでの投稿なども少なくなっていき、11月26日にメンバーのMIONの脱退とJURIの活動休止が発表された。 SNS上でWINGS(※RIRYDAYファンの総称)たちから不安の声が投稿される中、今後RIRYDAYは、SAKURA、NONOKA、MIRI、AYAKAの4人で活動していくこと、2025年2月7日に、4人体制で活動再開のワンマンライブを開催することが発表された。 果たして、この数カ月間、RIRYDAYの中で、一体何が起こっていたのか? 運営体制を一新しグループの責任者となったFiLL’sホールディングス株式会社・代表の湯浅晃平、プロデューサーのRIKA MIDUKI、そしてメンバーのSAKURA、NONOKA、MIRI、AYAKAに集まってもらい、この数カ月を赤裸々に振り返ってもらうとともに、メンバーたちの素直な想いを語ってもらった。 ―この数カ月、RIRYDAYに何があったのかモヤモヤしているファンの方も多いと思います。一体、何があったのか、聞かせていただけますか? 湯浅:ざっくばらんに話させていただきます。まず、僕自身の立ち位置をお話させていただくと、RIRYDAYの所属事務所である蒼苑舎の親会社(FiLL’sホールディングス株式会社)の代表です。蒼苑舎のスタッフからは、2024年5月頃、RIRYDAY及びMYHEROPROJECTという新しいプロジェクトを立ち上げるという話を受けました。アーティストやクリエイターが輝ける場所を作りたい、という話を聞いて、いいんじゃないかと伝えてスタートしたのが始まりでした。 ―7月にアー写とコンセプトフォトを発表。華々しいデビューを飾りましたよね。8月にはプレデビューEP『RIRYDAY』のリリース、新宿ReNYで初のファンミーティング、10月にはEX THEATER ROPPONGIでのワンマンと活動していきましたが、それを機に発信が少なくなり、不穏な空気が漂い始めました。 湯浅:プロジェクトを動かしていく中で、しっかりと計画を立てて、運営チームとメンバーが一丸となって同じ方向を向いて進めることが大事だと思うんですけど、報告を受けるたびにトラブルの話しか聞かないようになっていって。例えば、公開していた動画が急に消えたとか、やたらと方向性が度々変わったりとか。最初に聞いていた、アーティストやクリエイターが輝ける場所を作る、という内容自体はもちろんすごくいいことだと思いますし、応援したいって話はしていたんですけど、当初聞いていたコンセプトに沿ってやっているのか、疑問になってきて。心配をして、ちょっとずつ僕も足を踏み入れ始めたのが9月ぐらいのことでした。 ―実際、内情はどのような状態だったんでしょう? 湯浅:その頃には、チームの中がガタガタになってしまっていたなと感じて。もうこれはいけないというところで、10月のEX THEATERのライブでメンバーと初めて顔合わせをして、そこからちょっとずつ僕の方で巻き取っていきました。運営側で色々とゴタゴタがあり、本来RIRYDAYとしてやりたかったことができていない。それはメンバーが多分1番感じていたことだと思うんですけど、僕自身もすごく感じたことで。今後のRIRYDAYにとって、運営体制の大幅な変更が必要だと思い、そこへこの数カ月間、時間を要していました。 ―SNS上では、ファンの人たちからの運営に対するコメントも見受けられました。今回、取材を受けようと思われた理由は? 湯浅:もちろん我々も、痛いぐらいにご心配、ご不安の声をいただいていました。メンバーからもそういう声は聞いていて。なので、どういうことがあったのか、そしてこれからどういう考えでRIRYDAYをやっていくのか包み隠さず話をすることによって、ファンの皆さん、応援してくださる方たちとちゃんと向き合う状況を作りたいなと思って、インタビューを受けさせていただく形を取りました。 ―RIKAさんには、前回のインタビューで、コンセプトのことを話していただきましたけど、現在までの状況をどのような気持ちで見られていたんでしょう。 RIKA:前回での取材でも言ったんですけど、運営とサウンドチーム、クリエイティブ・プロデュースのセクションが最初から分けられていて、そこが噛み合ってないっていうのはずっとありました。 ―それぞれのセクションが噛み合っていないことで、RIKAさんが最初にやろうとしてたことを表現することが難しかった。 RIKA:実際、サウンドチームが権限を持つような組織図になってしまっていて。7月辺りに体制を変える動きを私とメンバーでしたんです。それで、サウンドチームがプライオリティを持つみたいなことはなくなったんですけど、サウンドチームが事務所に無断で楽曲や動画をSNS上から消してしまったり、そういうことがあって。音楽を使わせないとか。そういうスタートから始まって、それがずっと続いている感じでしたね。