小池都知事、あす立候補表明へ 蓮舫氏、“事前運動”との指摘に…
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東京都の小池知事は、都議会最終日の12日に東京都知事選挙への立候補を表明する見通しです。ギリギリのタイミングで表明するその理由は…? 告示を前に、早くも駆け引きが始まっています。 ◇ “東京の顔”を決める都知事選の告示まで、あと9日となった11日。まだ出馬を表明していない小池都知事は、イベントに出席しました。 東京都 小池都知事 「再配達をいかにして削減していくのかという大きなテーマでございます」 終始にこやかな表情でしたが、小池都知事、選挙には立候補するのでしょうか?
東京都 小池都知事(11日午後) 「あす定例議会が終わるところですけども、東京があるべき姿はなんなのか、熟考してまいりたいと思っております」 “熟考する”とだけ話しましたが、関係者への取材で、12日に立候補を表明する見通しであることがわかっています。12日は都議会の最終日。本会議の場で立候補を表明するものとみられます。 小池氏が立候補した場合、特別顧問を務める都民ファーストの会と、自民党の東京都連および公明党が支援することを決めています。 3期目を目指すことになる小池氏ですが、都知事選を巡っては5月に立憲民主党の蓮舫参議院議員が立候補を表明。
立憲民主党 蓮舫参院議員(5月27日) 「反自民党政治、非小池都政。私は東京都知事選にこの姿勢で臨みたいと思います」 小池氏への対決姿勢を鮮明にしています。 蓮舫氏から遅れること2週間以上。小池氏が出馬表明を遅らせる理由について、周辺からは「蓮舫氏の突然の出馬表明を受けて取りやめたのでは」「都知事選は後出しジャンケンが有利というのは常識」との声が。 また、都知事選に何度も関わった関係者は“ギリギリに出馬表明をして強いインパクトを与え、その勢いのまま投票日に突入するのが効果的だから”と解説しています。 ◇ 小池氏の選挙戦略に影響を与えたとみられる蓮舫氏ですが… 立憲民主党 蓮舫参院議員(2日) 「この夏、七夕に予定されている東京都知事選挙に蓮舫は挑戦をします。みなさんのご支援どうかよろしくお願いします」 2日に都内で行った街頭演説での発言が、公職選挙法で禁じられている告示前の「事前運動」にあたるのではないかと指摘されています。 公職選挙法に詳しい元検事の亀井正貴氏は「一連の発言はアウト。事前運動に抵触するおそれがある」としていますが、「明確な警告対象ではあるが、演説だけでは事前運動として検挙されることはほぼない」と話しています。 8日、視察中の蓮舫氏に記者がただしました。 ――専門家の中でも(発言は)グレーではないかと指摘があるが? 立憲民主党 蓮舫参院議員 「政治活動の発言です」 ――白か黒かでいえば白? 立憲民主党 蓮舫参院議員 「政治活動の発言です」 指摘を意識したのか、9日の街頭演説では… 立憲民主党 蓮舫参院議員 「東京都のために仕事をしていきたいと」 “都知事選に挑戦する”などの指摘された言葉を使いませんでした。
20日に告示される都知事選。蓮舫氏のほか、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏や、元航空幕僚長の田母神俊雄氏など、これまでに約40人が立候補を表明しています。