76〜100件/126件(新着順)
- ピアノは女の子に断トツに人気が高い。その理由は何か。―玉川 裕子『「ピアノを弾く少女」の誕生: ジェンダーと近代日本の音楽文化史』張 競による書評
- 「日本語」によって書かれた文学の歴史を編みなおす―黒川 創『「日本語」の文学が生まれた場所: 極東20世紀の交差点』
- 文学の本質を凝縮した寓話小説、この作品を同時代で読めるとは何と幸いだろう―村上 春樹『街とその不確かな壁』橋爪 大三郎による書評
- アニミズムから宗教改革まで 文明の発展に伴う宗教の進化の過程を解き明かす―竹沢 尚一郎『ホモ・サピエンスの宗教史-宗教は人類になにをもたらしたのか』本村 凌二による書評
- 人間にとって真実とは、自由とは何か。ロシア発グラフィック・ノベルを貫く重い問い―ビタリー・テルレツキー,カティア『サバキスタン 1』沼野 充義による書評
- 〈交通〉から日本の古代国家形成を考える―中野 高行『古代日本の国家形成と東部ユーラシア〈交通〉』
- 行蔵は我に存す。毀誉は他人の主張―大井赤亥『政治と政治学のあいだ: 政治学者、衆議院選挙をかく闘えり』
- 古今東西のテクストに、傍らで食べる他者との共生をさぐる―星野 太『食客論』永江 朗による書評
- ホッブズやルソーが推定した「自然状態」を否定、オルタナティブな人類史―デヴィッド・グレーバー,デヴィッド・ウェングロウ『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』松原 隆一郎による書評
- 心という「疫禍」との戦い、43年かけて描いたその真理―村上 春樹『街とその不確かな壁』鴻巣 友季子による書評
- ブッカー賞受賞作、多様な出自・属性を持つ人々の内面深くにするりと入り込ませる―バーナディン・エヴァリスト『少女、女、ほか』中島 京子による書評
- 教員・人事担当者は必読、生時の性別と異なる性別で生きる人びとが直面する社会的課題―周司 あきら,高井 ゆと里『トランスジェンダー入門』橋爪 大三郎による書評
- フーコー晩年の著作に特異な治療論を見出そうとする、きわめて野心的な試み―蓮澤 優『フーコーと精神医学: 精神医学批判の哲学的射程』斎藤 環による書評
- 日仏が協力 生活の基本を支える「土」を総合的な視点で捉える―エルメス財団『Savoir&Faire 土』中村 桂子による書評
- ディケンズや井上ひさしの長編を読む感覚、人間の喜怒哀楽がたっぷり詰まった家族小説―木内 昇『かたばみ』永江 朗による書評
- ボールドウィンを導きに、アメリカの「嘘」と向きあう―エディ・S・グロード・ジュニア『ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ:「もう一度始める」ための手引き』若島 正による書評
- イチゴの「クリスマスケーキ」は日本人だけ?―ジョージ・グッドウィン『もっと知りたいクリスマス: サンタ、ツリー、キャロル、世界の祝い方まで』
- シェイクスピア学者によるポー新訳選集、「大鴉」の緻密な翻訳に驚嘆―エドガー・アラン・ポー『ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫』鴻巣 友季子による書評
- 魔法のテーブル、お菓子の家――グリム兄弟が描いた「食べ物への執着」とは―ロバート・トゥーズリー・アンダーソン『グリム童話の料理帳』
- 進化論を教え告発されたスコープス裁判、キリスト教原理主義との軋轢―岡本 亮輔『創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争』村上 陽一郎による書評
- 「アイドル」が纏うものとは―上岡磨奈『アイドル・コード: 託されるイメージを問う』
- 王妃が肌着を一枚着るまでに何人の家臣が必要?―ダリア・ガラテリア『ヴェルサイユの宮廷生活: マリー・アントワネットも困惑した159の儀礼と作法』
- アメリカ社会の深層に迫るためには、Z世代の視点が不可欠、読み応え十分の一冊―三牧 聖子『Z世代のアメリカ』橋爪 大三郎による書評
- そもそもなぜ、スギやヒノキだけがこんなに人間を苦しめるのか―日下石 碧『花粉ハンドブック』武田 砂鉄による書評
- 独自の流儀が魅力の男性探偵主人公、移民問題とデンマークの歴史を絡めた物語―アムリヤ・マラディ『デンマークに死す』江國 香織による書評