危険度の高い典型的な春一番型

低気圧が発達しながら日本海を東進。(11日現在の予想)
低気圧が発達しながら日本海を東進。(11日現在の予想)

土曜日~日曜日(13日~14日)にかけて、前線を伴った低気圧が急速に発達しながら日本海~北日本を通過する予想です。(爆弾低気圧となるおそれもあります)

この影響により、全国的に強い南風が吹き荒れ、大荒れの天気となるおそれがあります。強風(暴風)の他、季節外れの大雨、山でも雨となりますので、なだれや融雪洪水、落雷、突風、高波などに、十分な注意・警戒が必要です。

主に警戒が必要な時間帯は、西日本で13日夜~14日朝にかけて、東~北日本は14日早朝~夕方にかけてとみられ、関東地方では14日の日中に雨を伴った強い南風が吹き荒れるため、まさに大荒れのバレンタインデーとなってしまいそうです。

全国的に交通機関も乱れるおそれがあり、注意が必要です。

なお、今回と酷似している春一番型の荒天は7年前(2009年)にもありました。

この時もバレンタインデー絡みで、日付は2月13日~14日にかけて。各地で強い南風が吹き荒れ、2月としては記録的な高温が続出し、季節外れの大雨などを伴いました。

春一番とともに花粉は大量飛散のおそれ

そして、荒天とともに注意が必要なのは、花粉の本格的な飛散(大量飛散)です。

寒さの影響で、予想よりも少し花粉の飛散開始が遅れているようですが、週末は強い南風の影響で気温は20℃前後まで上昇するため、関東~九州では一斉に飛び始める可能性が大きいと思われます。

しかも過去の例から、一気に本格的な飛散、場合によっては大量飛散へと結びつくおそれもあり、まだ症状の出ていない方でも、今週末の飛散状況には十分な注意が必要です。

東京の千代田区を例に取り、春一番が吹いた日の前後20日間の花粉飛散数の推移を調べてみました。3例とも、今春予想されている飛散量と同じか、やや多く飛んだ年で、いずれも例年よりは多い飛散量の年です。

2009年、2月13日の春一番とともに花粉は大量飛散
2009年、2月13日の春一番とともに花粉は大量飛散
2011年、2月25日の春一番とともに花粉は大量飛散
2011年、2月25日の春一番とともに花粉は大量飛散
2013年、3月1日の春一番とともに花粉は大量飛散
2013年、3月1日の春一番とともに花粉は大量飛散

グラフをみると一目瞭然で、春一番がきっかけとなり、いずれの年も大量飛散へつながっている様子が伺えます。

1日100個以上の飛散で、猛烈な飛散と定義されていますので、いずれの年も少量の飛散から一気に猛烈な飛散へと一変していることが分かります。

今週末も同様のことが考えられますので、花粉症の方は十分な対策を行った方がいいでしょう。

東京都健康安全研究センターによると、今春の千代田区の総飛散量は4000~5500個/平方センチメートル/シーズンと予想されています。

環境省による予想でも、5000個程度/平方センチメートル/シーズンの予想です。

なお、上記の千代田区の花粉数は、東京都健康安全研究センターによるものです。