東京芸術大学卒業後、ロータリー奨学生として渡欧。ヴェルディ音楽院、チューリッヒ音楽大学大学院、スイスオペラスタジオを経て、スイス連邦認定オペラ歌手の資格を取得。その後、声域の変化によりオペラ歌手廃業。女性誌編集部に10年間関わった経験を生かし、環境政策に関する記事の伊文和訳、独文和訳を月刊誌に2年間掲載しながらジャーナリズムを学ぶ。現在は音楽専門誌、HP、コンサートプログラム、CDブックレット等に専門分野での記事を書くとともに、ロータリー財団の主旨である「民間親善大使」として日欧を結ぶ数々のプロジェクトに携わりながら、文化、社会問題に関わる情報発信を続けている。
記事一覧
- ウクライナ侵攻で生演奏が聴けなくなったアーティストたち
2月24日にロシアがウクライナに侵攻してから1ヶ月以上が経ち、クラシック音楽界も立場を明確に示した。それが戦争終結に繋がるのなら本望だ。しかし・・・国境がないはずの音楽に目に見えない壁が築かれている。
- 「音楽に国境はない!」〜でも別の垣根を作った新型コロナ
5月から徐々に再開された欧州のライヴ演奏会だが、採算の取れない収容上限人数の壁を打開するため、ワクチン接種・罹患・陰性証明書提示が定着している。生演奏を楽しむにもワクチンの垣根ができてしまったのだ。
- ラブストーリーでも「密」回避 欧州音楽界が模索する新しい公演の形
新型コロナウイルスの感染予防対策として、初めて人が集うことを禁止されてからもうすぐ1年が経つ。夏季はかろうじて生演奏を再開できたが、秋に再びロックダウンとなって以来、無観客公演の配信が定着してきた。
- 新総監督に期待が寄せられる エクサンプロヴァンス音楽祭
夏、音楽祭シーズン真っ盛り。セザンヌの街として知られるエクサンプロヴァンスは、音楽祭巡りの通にも愛されている。今年新しい総監督を迎え話題が集中している当音楽祭、その中身は、果たして・・・。
- 「クラシック音楽はつまらない」クラシック界の革命家 テオドール・クルレンツィス待望の初来日
現在のクラシック音楽界に疑問を呈した異端児クルレンツィスは、街おこしや、人間革命まで視野に入れた革命家となった。宣教師のように世界に愛を広める鬼才クルレンツィスの来日は、日本に何をもたらすだろうか。
- 世界中に「ただいま、お帰り」と言えるコミュニティを作るのが究極の夢〜布袋寅泰から世界のHOTEIへ
スイス・チューリッヒで2回目のライブコンサートを成功させた布袋寅泰が、私達に残したものをかみしめながら日本ツアーへ繋ぐ意義を考えたい
- 聴覚と視覚の両方から元気を与えてくれる奇跡のホルン奏者 フェリックス・クリーザー
両腕を持たずに生まれて来た4歳児が、何故ホルンを吹きたがったのか。神の意志を感じてしまうほど、解き放たれた音色と超人的フォームで飄々とホルンを奏でるフェリックス・クリーザーを一度は体験してみたい。
- Music for the one God
神の名を借りて殺戮や仲違いが起こる現状を憂いて始まった企画「music for the one God」を通して、異教徒同士を結び付ける音楽の力で平和に向かって歩みたい。
- 欧州流「オペラへのスカウト法」
欧州のオーケストラ、オペラハウスでは続々と新シーズンが開幕した。今回はその中で、普段はオペラに縁のない市民をも呼び込む事に成功していた3劇場について綴りたい。
- スイスの音楽教育から学ぶこと
「音楽教育は人格形成にポジティヴな影響を与え、協調性や集団での達成感や忍耐力、構築的思考力を学ばせる」と主張するスイスの音楽教育には、日本の未来を豊かにするヒントが隠されているかもしれない。
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