2013年、ブレイクした芸人と言えば、真っ先に挙がるのがキンタロー。の名前。しかし、ここにきてキンタロー。と同じ松竹芸能の大先輩が、すさまじい追い上げを見せている。

かつてフジテレビ系「夢がMORIMORI」などで一世を風靡したタレント・森脇健児だ。

「2カ月ほど前から『森脇さんが面白い』という声が、あちこちから聞こえてくるようになったんです」(民放局スタッフ)。

森脇といえば、1984年に松竹芸能のタレントオーディションに合格し、今年で芸能生活30年目。フジテレビ系ドラマ「君のためにできること」などで俳優としても活躍した。しかし、「夢が…」が終了した95年ごろから徐々に仕事量が減り、99年には住まいを東京から地元、関西に戻すことになった。

きっかけは中居くん!?

最近は、インターハイに出場(100m走)した健脚を活かしたスポーツ関連の仕事が中心となっていたが、ここにきて様子が急変した。きっかけとなったのが9月4日に放送された日本テレビ系「ナカイの窓」。

その日の放送は、光浦靖子の手芸、「はんにゃ」の金田哲のアイドル追っかけなど、趣味を持った芸人が登場し、それぞれが趣味についてプレゼンする内容だったが、森脇は当事者を差し置いて、持論を展開。結果、森脇がしゃべりすぎて、自らがプレゼンするはずだったランニングの話ができないまま番組が終了するというハプニングが起きた。

だが、この流れに司会の中居正広が食いつき、番組は大盛り上がり。“スイッチが入ったら脇目も振らず突っ走る”いう森脇のキャラクターが、注目を集めることになった。

また、フジテレビ系「アウト×デラックス」(9月19日放送分)にも、TBS系「オールスター感謝祭」のマラソンに命を懸けすぎる芸人として登場。「トレーニングのため『オールスター…』のマラソンに登場する坂道に似た坂の近くに家を買った」「『オールスター…』前には遺書を書いていた」などのトークが大ハマリした。

「これまでは年2回、『オールスター…』に出て走るのが東京での唯一の仕事でしたが、現在は週1回程度は上京しています」(森脇の担当マネージャー)。

事務所のイチオシに!

さらに、森脇の勢いを証明しているのが、今冬作成された松竹芸能タレント養成所のポスターだ。これまでは「よゐこ」「TKO」「ますだおかだ」ら松竹芸能の顔とも言うべき面々が起用されてきたが、今回は森脇がイメージキャラクターを務めている。

「一度へこんでも復活できるというメッセージに加え、“森脇語録”とも呼ばれるアツい発言もたくさんあるので起用を決めました」(松竹芸能広報担当)。

“一番より、一流を目指す”

“努力する人間は、夢を語る。サボる人間は、グチを吐く”

“笑いは、バックステップを踏みながらの左フック”

「再ブレイクの下地となったのは『安田大サーカス』の団長がする森脇さんのものまねや、『TKO』木本さんの“森脇トーク”。この2人は松竹芸能の中でも、よき兄貴分として芸人仲間からの信頼が厚いんです。人望ある2人が慕っていることが示してもいるように、人気再燃の根底にあるのは、森脇さんの人柄だと思います」(関西を拠点に活動する放送作家)。

走り続けてきた森脇が、もう一度、先頭集団に入る日も近いかもしれない。