(いちかわ・まもる)医療の「翻訳家」/READYFOR(株)室長/(社)メディカルジャーナリズム勉強会代表/広島大学医学部客員准教授。00年東京大学医学部卒業後、NHK入局。医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。16年スタンフォード大学客員研究員。19年Yahoo!ニュース個人オーサーアワード特別賞。21年よりREADYFOR(株)室長として新型コロナ対策などに関わる。主な作品としてNHKスペシャル「睡眠負債が危ない」「医療ビッグデータ」(テレビ番組)、「教養としての健康情報」(書籍)など。※個人の発信であり、いかなる組織の意見も代表するものではありません
記事一覧
- 「ゼロコロナ」は限界?中国・感染症トップ専門家の論文が起こした波紋の先は
「長期的なゼロコロナを追求することはできない」中国で、新型コロナ対策の専門家チームのトップを努めた研究者が発表した論文が話題になっています。岐路に立つ、中国の「ゼロコロナ政策」の今後について考えます
- 不妊治療、対象はどこまで?リフィル処方せんとは?4月から変わる医療制度まとめ
病院などで医療保険を使うときのルール「診療報酬制度」がこの4月に一部改定されます。私たちの受ける医療にどんな影響があるのか?身近な「不妊治療」「リフィル処方せん」をピックアップしてご紹介します。
- 増える「働く」「同居人がいる」女性の死 データが示す要因と対策は? #今つらいあなたへ
コロナの影響が続く中で、危惧されているのが特に危惧されているのが、「働く女性」の自殺が増えていることです。なぜなのか、そしてどう対策すべきか。データと専門家へのインタビューから探ります。
- 新型コロナ 受験を控えた感染対策3つのポイント ワクチンはどうする?
間もなく受験シーズン。オミクロン変異ウイルスも気になる中、もし感染拡大となっても慌てないために、受験生やご家族の皆さんが知っておくべき3つのポイントについて最新の情報をお知らせします。
- 「入浴中の溺死」日本が突出 交通事故より危険なヒートショックどう避ける?
これから冬場に増える「お風呂で溺死」。日本は国際的に見て、入浴中の溺死が非常に多いことがわかっています。どうして起きるのか、防ぐポイントは?実際の事例から考えます。
- コロナ死者が急増する東ヨーロッパ ワクチン拒否を引き起こした「インフォデミック」の原因は
いま、東欧諸国でコロナによる死者が急増しています。特にルーマニア・ブルガリアでは過去最大レベルの死者数を記録しています。背景と指摘される低いワクチン接率の原因は何か、考えます。
- 「制限緩和」はどこまで進んだ&今後の見通しは?飲食・イベント・移動など気になる状況まとめ
いわゆる「制限緩和」のニュースが相次いでいます。今後、さらなる緩和に向けた「実証実験」も進んでいます。緩和はどんなスケジュールで進んでいるのか、今後の見通しなどについて、わかる情報をまとめてみました
- 「飲めるコロナ治療薬」で入院リスク半減のデータが発表。ついにゲーム・チェンジャーが現れたのか
10月1日、米メルク社は開発中のコロナ治療薬「モルヌピラビル」の中間評価を発表。軽度から中等度の新型コロナ患者の入院リスクがほぼ半分に下がったことを発表しました。ゲームチェンジャーとなるのか注目です
- 「受け入れたくても、受け入れられない」コロナ中等症・治療最前線のリアル 第5波のいま、起きていること
デルタ変異ウイルスのまん延により引き起こされている「第5波」。その最大の課題の一つとされる「中等症患者の受け入れ困難」は、どのように起きているのか。コロナ中等症病棟の現場、最前線のリアルを聞いた。
- 猛暑到来!「部屋で熱中症」を引き起こす落とし穴とは?対策ポイントまとめ
夏本番を迎え、特に高齢者で心配なのが「室内にいるのに熱中症」になるケースです。暑ければエアコンで温度を下げれば良いとも思いますが、最近行われた調査で、熱中症につながる「落とし穴」が分かってきました。
- その夜おやつ、ちょっと待った! 寝る前の不摂生は、翌日の仕事の効率を下げる?最新研究の結果
寝る前の至福のダラダラタイム、動画を見ながらふと「小腹がすいた…」。脳裏に浮かぶ、戸棚の中のスナックやお菓子。手に取るか、どうか?そんな迷いを感じた経験のある全ての人に、必読の研究結果が発表されました
- 長引く腰痛の救世主?週に1回・40分の「リングフィット」が鎮痛薬より有効との研究が発表
「腰痛持ちの人に、リングフィットアドベンチャーをやってもらったところ、薬を処方するより有効だった」という研究が話題に。論文を読むと、人の痛みの感じ方の不思議と、ゲームのもつ可能性が見えてきました。
- 「ここで退けば国の未来はない」ーー現地の日本人医師が明かす、ミャンマー「医療崩壊」のいま
軍事クーデターの発生から約3か月、ミャンマーでは、国公立病院の閉鎖などに伴う「医療崩壊」が起きています。その実態や背景について、現地在住の日本人医師に聞きました。私たちがいま知るべきメッセージとは?
- 新型コロナ、接触感染のリスクは低い?「清掃は、通常1日1回で十分」米CDCのガイドラインが改訂
4月5日、米CDCがガイドラインを改訂。新型コロナでは「ほとんどの場合、物体の表面に触れることによる感染(接触感染)のリスクは低い」としました。このニュース、どうとらえればいいか解説します。
- 高所得でもリスクになる?コロナ流行による不安・抑うつの要因は
コロナによる影響が長引く中、メンタルの不調を抱える人が増えているのではないかと心配されています。どんな人に、どんな支援をすればよいのか、ネット上の大規模調査を分析した研究が発表されました。
- 「風呂に父親が入ってくるのが、すごくつらい…」困窮する女性の支援 何が足りないのか
「風呂に入っていると、父親が入ってくる。それが嫌で…」緊急事態宣言下で、その影響を強く受けていると言われるのが若い女性です。支援の現場で何が起きているのか、どんな支えが必要とされているのか取材しました
- コロナ専用病棟の医師が、本当は使いたくない「医療崩壊」を語る理由 感染拡大のいま、何が起きているのか
これまで1年近く、新型コロナと向き合ってきた現場の医師が、本当は使いたくなかった「医療崩壊」という言葉を発しました。地域でのコロナ診療の最前線が、いまどのような状況に向き合っているのか、聞きました。
- 年末年始は大雪予想 緊急時に心配される「一酸化炭素中毒」対策のポイントは?
この年末年始は荒天が予想され、地域によっては大雪になるところもありそうです。車を運転中に立ち往生した際のリスクとなる「一酸化炭素中毒」への対応のポイントをまとめました。
- 11月の自殺者が昨年比11%増 長期化するコロナ影響・求められる支援は
厚生労働省は10日、最新の自殺者数(速報値)を発表。11月の国内の自殺者数は1798人と、昨年(1616人)と比べて11%ほど多くなりました。新型コロナの影響長期化の中、求められる支援とは
- 昨年比「600分の1」の衝撃 日本のインフルエンザ「消滅状態」は続くのか
4日、厚生労働省は最新のインフルエンザの国内発生状況を発表。去年は1週間で27393人もの患者が報告されたのに、今年は46人でした。コロナとの同時流行が心配される中、「激減状態」は続くのでしょうか?
- 楽器を愛する人に朗報! 感染を防ぎ安全に演奏をするポイントをまとめた動画が公開
新型コロナで特に影響を受けているひとつが、吹奏楽や合唱などの活動です。楽器を愛する人が、リスクを抑えながら音楽を楽しむための簡単なポイントとは?演奏家や専門家に聞きました。
- 【希望?】この冬の南半球で、インフルエンザになる人がビックリするほど少なかったことが判明
オーストラリアや南アフリカなど南半球の国々で、インフルエンザの流行が記録的に低く抑えられたことがわかりました。日本でこの冬の「ツインデミック」が心配されるなか、希望となるニュースかもしれません。
- 腰痛の悩みは3倍に!テレワークで増える健康の悩み、今すぐできる対策とは
新型コロナ感染拡大の中で広がる、在宅勤務などのテレワーク。そのなかで、腰痛や肩こりなどを訴える人が増えていることがわかりました。体の不調を防ぐためにはどうすれば良いのか?ポイントをまとめます。
- 新型コロナ:死者は過小評価されていた?4月の死亡者数が発表
新型コロナの感染が拡大した4月、日本では検査の不足が叫ばれ「把握されていない死者が多くいるはず」との指摘も。実際はどうだったのか?最新の統計で、死亡者は「去年とほぼ変わらなかった」ことがわかりました。
- アビガン「有効性示せず」ってどういうこと?期待は裏切られたのか、専門家に聞きました:新型コロナ
新型コロナ治療薬として注目されるアビガン(ファビピラビル)。5月20日、臨床研究の中間解析結果で「有効性を示せなかった」と報じられました。このニュース、どう解釈すれば良いのか?専門家に聞きました