北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。
記事一覧
- コロナ前から「医療崩壊」の北朝鮮、子どもの死亡例が相次ぐ
最近、北朝鮮で子どもが死亡する事例が増えている。新型コロナウイルスによる感染症、あるいは別の感染症による発熱で亡くなる場合もあるが、それ以外の原因も指摘されている。
- 「しょせんは口先だけ」金正恩のコロナ対策に北朝鮮国民は幻滅
北朝鮮の金正恩総書記は15日、新型コロナウイルス対策の非常協議会の場で、医薬品供給が停滞しているとして、幹部らを厳しく叱責した。
- 飢えた若い女性の「危険行為」北朝鮮で急増
食糧難が深刻化する北朝鮮で、一家の生計を担っている若い女性らが、家族を飢えさせないために手段を選ばず、自分の命をかけた危険行為に走っているという。
- ロシアのウクライナ苦戦で北朝鮮軍「外貨稼ぎ部隊」に壊滅的打撃
新型コロナウイルスのパンデミックとウクライナ戦争に加え、北朝鮮国内でのコロナ感染拡大により、ロシア国内にいる北朝鮮労働者が困難な境遇に置かれていると、米政府系のラジオ・フリー・アジアが伝えている。
- 「田植え戦闘中に50人死亡」断末魔の北朝鮮で異常事態
本格的に始まった北朝鮮の「田植え戦闘」。不足する農村での働き手を補うために、都市部の住民が近隣の協同農場に動員されるのだが、どういうわけか死者が続出しているという。
- 「入ったら生きて出られない」北朝鮮国民が恐れるコロナ隔離施設の惨状
北朝鮮は、今月12日の国営朝鮮中央通信の報道を通じて、国内での新型コロナウイルス感染者の発生を初めて公式に認めた。だが、実際は先月末ごろから感染を疑わせる患者が発生していたようだ。
- 「焼くには数が多すぎる」北朝鮮軍を襲った大量死の衝撃
北朝鮮は今月になって初めて、国内での新型コロナ感染者の発生を認めた。しかし北朝鮮国内でもかなり前から感染者の大量発生と思しき事象が観察されていた。そして、その最初の衝撃を受けたのは軍だった。
- 「軍人虐殺、失禁する人が続出」金正恩"コロナ対策"の残酷ショー
北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会政治局は15日、前日に続いて新型コロナウイルス対策の非常協議会を招集。金正恩総書記はその席上、内閣と保健医療部門の担当者、中央検察所長らを厳しく批判した。
- 「もうダメだ。希望が消えた」食糧難の北朝鮮で絶望の声
北朝鮮で広がりつつある「絶糧世帯」。前年の収穫の蓄えが底をつき、食べ物が一切なくなった世帯を指す。春から初夏にかけての「春窮期」には、毎年のように絶糧世帯が現れるが、今年は例年より深刻だ。
- 金正恩の"最重要行事"で隠された「男性どうし性暴力殺人」
北朝鮮は、先月25日の朝鮮人民革命軍の創建90周年に合わせて、首都・平壌で軍事パレードを行った。その裏で前代未聞の事件が起こり、全軍に緊張と動揺が起きている。平壌のデイリーNK軍内部情報筋が伝えた。
- 処刑と飢えで死者続出…金正恩「コロナ都市封鎖」の冷酷無比
北朝鮮では2020年の早い時期から、新型コロナ流行を疑わせる状況が見られていた。医療保健インフラの脆弱な北朝鮮はこれを体制の危機ととらえ、極端とも言える防疫体制を敷いてきた。
- 「6月までが危ない」コロナと飢餓で金正恩政権に最大の危機
朝鮮労働党は12日、金正恩総書記の司会の下、中央委員会第8期第8期第8回政治局会議を開催。平壌で新型コロナウイルス感染者が発生したことを確認した。北朝鮮が、国内での感染者発生を認めるのは初めてだ。
- 「反動分子の策動だ」一家4人殺傷事件に金正恩政権が衝撃
北朝鮮の片田舎で凄惨な強盗殺人事件が発生し、当局と庶民に衝撃を与えていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。
- 北朝鮮の政治犯、実験場に連行「核兵器の犠牲」になり死屍累々
北朝鮮の政治犯収容所の一部で、機構が再編されたもようだ。デイリーNKの内部情報筋は「より高いセキュリティを求められる敏感な施設の建設に収監者を動員するため」だと説明している。
- 食糧確保のため庶民の畑を奪う金正恩と「10年前の悪夢」
農業不振、食糧不足に苦しむ北朝鮮は、田畑にするための「新しい土地探し」運動を繰り広げているが、そのあおりで土地を奪われる人が続出していると、デイリーNKの内部情報筋が伝えた。
- 「河原に引き出され公開処刑」北朝鮮"20代女性"たちの受難
道内の价川市で先月初旬、20代女性のチェさんが82連合指揮部に逮捕された。容疑は韓流ドラマ・映画などが保存されたUSBメモリやSDカードを数年間に渡り密売していたというものだ。
- 「身も心もボロボロに」北朝鮮の兵士をもてあそぶ権力者のやりたい放題
米政府系のラジオ・フリー・アジアが伝えたところによると、朝鮮労働党咸鏡北道委員会と軍事動員部は、兵役を満了した兵士を集めて突撃隊を結成し、建設現場に送り込んでいる。
- 北朝鮮で「覆面の武装集団」が大暴れ…治安悪化、金正恩も警戒
2020年1月のコロナ鎖国以降、北朝鮮国内では食糧や生活必需品の不足が深刻化している。人々は生き抜くために、勤め先の工場や行政機関などの備品、設備などを盗んで売り払い、食べ物に換えている。
- 「船舶遭難」でも救助活動はそっちのけ…北朝鮮の人命軽視と体面重視
北海道・知床半島で起きた観光遊覧船の沈没事故。運航会社の杜撰な安全管理が徐々に明らかになりつつあるが、日本とは比べものにならないほど杜撰なのが北朝鮮だ。
- 「絶対に見逃すな」北朝鮮警察が神経を尖らせる"行方不明者たち"
北朝鮮において「行方不明」は、行方をくらまし居場所がわからないこと以上の意味を持っている。脱北した可能性があるとみなされ、政治事件として扱われてしまうのだ。
- 密室処刑も…北朝鮮男性ら「深夜の怪しい作業」で現行犯逮捕
電気屋が電化製品の修理を行う。そんなごく当たり前のことをやっていた北朝鮮の電子機器奉仕所(電気屋)の従業員3人が逮捕された。もっとも、彼らがやっていたのはそれだけではなかったのだ。
- 核戦力が自慢の金正恩「ブタ肉」確保のため幹部ら奔走
鉄板の上で焼かれる肉の前で「ああ、プルゴギ!(焼き肉)」と叫び、涙を流す北朝鮮の兵士の絵。最高指導者のありがたさを宣伝する目的で描かれた絵が、世界的には北朝鮮の食糧事情の劣悪さを示すと受け止められた。
- 軍エリート科学者ら数百人も「見殺し」にする、金正恩の冷酷無比
徹底的な検査とロックダウンで「ゼロコロナ」を目指す中国。一方、隣国の北朝鮮は、検査をせず、患者発生を認めないことで、中国とは全く異なるゼロコロナを貫いている。それは、管理所(政治犯収容所)とて同じだ。
- エリート女子大生も犠牲…北朝鮮医大「鬼畜行為」で死屍累々
北朝鮮の医大で大規模な入試不正が発覚し、受験生やその親が激しく抗議するなどの騒ぎになっている。これに対して当局は、大々的な調査に乗り出した。
- 北朝鮮が震撼「一個中隊200人が壊滅」…中朝国境で厳戒
中国外務省は29日、遼寧省丹東市と北朝鮮の新義州(シニジュ)を結ぶ貨物列車の運行を一時停止したと明らかにした。丹東で新型コロナウイルスの流行が拡大していることを受け、中朝両国が協議して決めたという。