学校安全、防災、対話、科学コミュニケーション、ソーシャルデザインが主なテーマ。災害が起きても現場に足を運ぶことのなかった気象キャスター時代を省みて、取材者に。主な共著は、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)、『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)、『下流中年』(SB新書)等。
記事一覧
- 無職なだけで拉致・監禁、病気でもないのに強制入院 被害男性が法廷で訴えた引き出し屋の恐怖
民間自立支援施設「あけぼのばし自立研修センター」に連行・監禁されたうえ、精神科病院に医療保護入院させられた男性が施設運営会社を訴えた裁判で、25日に判決言い渡しがある。被害男性が法廷で訴えた恐怖とは。
- 「当事者との信頼関係が潰される」ひきこもり支援者が憤る和歌山県の周知動画に欠けていた大切な視点
和歌山県が公開したひきこもり支援周知動画が、支援者や当事者の間で波紋を広げている。県は支援者や当事者の生の声を反映させて制作したと胸を張るが、ベテラン支援者たちは「偏見を助長しかねない」と指摘する。
- 引き出し屋裁判 母親とひきこもり自立支援業者側に賠償命令判決 共謀を初めて認定
東京地裁は27日、PTSDなどになったのは、ひきこもり支援業者の拉致・監禁によるとする当事者女性の主張を大方認め、業者とそのスタッフ、契約した母に対し、女性に計55万円の損害賠償を命じる判決を出した。
- 引き出し屋問題 破産手続き中のひきこもりの自立支援業者らを遺族が提訴
2019年4月、熊本県内のアパートで40代の男性が餓死状態で見つかった。神奈川県の遺族は1日、「要支援者を業者が放置した」として、ひきこもりの支援業者らに、約5000万円の損害賠償を求めて提訴した。
- 問われる引き出し屋の自立支援(4) 沖縄の若者たちはなぜ狙われたのか
19歳で沖縄から神奈川県の自立支援施設「ワンステップスクール湘南校」に連れてこられた青年は、脱走を実行した。彼が「今知りたいこと」と話したのは、沖縄から若者たちが次々と連れてこられていた理由だった。
- 問われる引き出し屋の自立支援(3) 監視カメラの死角で、脱走計画を立てた
ひきこもりや無職、不登校等の状態にある人を支援対象とする神奈川県の民間の自立支援施設から、脱走して福祉施設に保護される人が相次いでいる。この10月に脱走から1年が経った沖縄出身の若者の話を紹介する。
- 問われる引き出し屋の自立支援(2) 心までも搾取されていく
神奈川県中井町の自立支援施設「ワンステップスクール湘南校」から、脱走者が相次ぎ交番に逃げ込んでいると相談を受けた町議の加藤久美さんは、街にボランティアしに出てくる生徒の若者たちに声をかけ始めた。
- 問われる引き出し屋の自立支援(1) 脱走者が「捕獲」される町で
「引き出し屋」と呼ばれる、ひきこもりや無職、不登校等の状態にある人を連れ出す全寮制の自立支援業者とトラブルとなる例が後を絶たない。各地で、「意に沿わないまま連れ出された」などの被害を訴える声が上がる。
- 私たちは、新型コロナの「看取りのない死」と「送りのない死」をどこまで想定できているか
「命の選択」という言葉が医療側から出ているが私たちはどこまで具体的に、新型コロナウィルス感染症を「自分や家族の生死の問題」として考えているか。様々な家族に状況を尋ねてみた。
- ひきこもり支援うたう引き出し業者「あけぼのばし自立研修センター」関連2社が倒産
暴力的な引き出し行為等の被害を訴える声が相次ぎ、複数件提訴されている「あけぼのばし自立研修センター」(クリアアンサー株式会社)と「東京自立研修センター」(リアライズ株式会社)が倒産した。
- 衆院法制局が見解 ひきこもりの引き出しビジネス「犯罪に該当する可能性が高い」
ひきこもりの自立支援をうたう一部の民間の共同生活型の業者によって、強引な「引き出し行為」と、支配的な生活が強要されるといったトラブルについて、国会でも、問題視する動きが出てきている。
- 大人のひきこもりを救えなかった自立支援施設を考える 「新東名高速で男性飛び降り死」ニュースの衝撃
浜松市内の新東名高速自動車道で14日、神奈川県内の「自立支援施設」に向かう車中から男性が飛び降り、亡くなった。事故のニュースは、悪質な自立支援施設の被害者や、ひきこもり経験者たちに、衝撃を与えている。
- 東京都がひきこもり当事者や家族を含む新協議会を設置へ 犯罪者予備軍扱いからステークホルダーに
東京都の小池百合子知事は6日、都のひきこもり支援の方向性を話し合う新たな協議会の設置を発表した。都のひきこもり施策の会議としては初めて、家族会や当事者会からも委員が選ばれた。
- 出演者みて心が不安定に ひきこもり「自立支援」うたう悪質業者のトラブルに注意
「暴力的支援団体」「引き出し業者」と呼ばれる共同生活型のひきこもり「自立支援」施設のトラブルについて、ひきこもりの家族会や支援者らが注意を呼びかけている。
- 「ひきこもり」に対する「偏見助長」後に起きていること
川崎殺傷事件の報道で、偏見が助長されるとして、ひきこもりの当事者団体や家族会が一斉に慎重な報道を呼びかけた。しかし、福岡と東京・練馬での殺傷事件も絡み、事件をひきこもりをめぐる報道は加熱したままだ。
- 内閣府調査の中高年ひきこもり「推計61万人」報告で見えた、人は何歳からでもひきこもる現実
国が昨年末に初めて実施した40歳から64歳のひきこもりの全国調査が29日公表された。推計61.3万人と報告され、きっかけは「退職」がトップ。「若者のひきこもり」とは、異なる当事者像が浮かび上がった。
- 築地市場の水産仲卸組合理事長が小池知事の基本方針への協力求めて理事会招集、初の意思表示へ
築地市場の水産仲卸でつくる東京魚市場卸協同組合の早山豊理事長は、小池百合子都知事が表明した基本方針に全面協力する方針の議案を含む臨時理事会を16日に招集した。組合の新たな機関決定に向けた動きが始まる。
- 弁護士が芸能人の権利擁護団体を設立 タレントのベッキーさんらめぐる報道やSMAPの解散騒動きっかけ
芸能トラブルに遭いやすい芸能人個人の権利を守る体制を整えようと、弁護士が権利擁護団体を発足させた。芸能事務所の顧問弁護士とは別に、本人に優先して寄り添い、困りごとや悩み事の相談を受け、支援する。
- 石原元都知事、豊洲市場用地取得をめぐる公金訴訟裁判に参加へ
東京都中央卸売市場の豊洲市場(江東区)の用地取得をめぐって東京地裁(林俊之裁判長)で行われている住民訴訟に、石原慎太郎元都知事が補助参加する意思を申し出たことがわかった。
- 都市場問題プロジェクトチーム 築地のリノベーション案を7年間400億円から800億円で提案へ
東京都の築地市場の豊洲移転問題について話し合う市場問題プロジェクトチームは、築地のリノベーション案を整備期間7年、事業費は400億円から800億円と見積もった。29日の会議で公表する予定だ。
- 豊洲市場 年80億円の赤字に加え、長期修繕費は建物だけで65年間で1200億円
豊洲市場が開場した場合の、豊洲市場の会計赤字が単年度で80億円であることや、建物の修繕費がが65年間で1200億円程度に上ることが、市場問題プロジェクトチーム関係者の話で明らかになった。
- 卒業生を加害指導者にさせない! 日体大が超本気で企画した「一生もの」の講義とは
大阪市立桜宮高校のバスケ部顧問による暴力が原因で、キャプテンの男子生徒が自殺した事件からまもなく4年。同顧問を輩出した日本体育大学が学生に向け本気で企画した、「反体罰・反暴力」の講演会をレポートする。
- 【築地市場の豊洲移転問題】マル秘資料開示! 濱渦副知事「株主に損をさせない仕組みづくり」指示していた
築地市場の豊洲移転をめぐる都と東京ガスの協議記録の黒塗りが取れた形で開示された。東京ガスが築地市場の豊洲移転を受け入れた平成12年10月4日の記録には、濱渦副知事からの3つの指示も記されていた。
- まさに”海苔弁”状態 豊洲用地の土壌汚染対策費や取得価格の交渉記録も(追記あり)
今日午後の都議会経済港湾委員会では、豊洲の土地をめぐる交渉記録や、新市場建設に関する資料が、共産党と民進党の求めによって開示される予定だ。都という巨大なブラックボックスはどこまで明かされるのか。
- 豊洲購入の原点文書「真っ黒」 都が開示した東京ガスとの交渉記録(追記あり)
築地市場の豊洲移転について、移転先選定や土地の取得をめぐる協議を始めたとみられる1998(平成10)年からの一連の都情報開示資料は、中身がほぼ黒塗りされていた。