大津綾香氏が“リポスト”訴訟で立花孝志氏に勝訴 「反社会的カルト集団」「尊師」表現は名誉毀損にあたらずと認定
29日には「会計不正」発言に関する控訴審判決
大津氏は、昨年の東京都知事選で、自身の顔写真を無断使用したポスターを自宅周辺に大量に貼られたことについて「選挙も利用した愉快犯のような所業だ」と表現。なお、本ポスターについて大津氏は立花氏らを名誉毀損で訴える刑事告訴を昨年9月に行い、受理されている。 大津氏は現行の政治資金規正法や公職選挙法には限界があると指摘し、「立花氏のような政治家を生み出す仕組みを変えなければならないと思い、戦ってきた」と語った。 「彼らの異常性をずっと訴え続けてきたが、メディアが十分に取り上げてこなかった。昨年の兵庫県知事選を受けて、ようやく伝わってきたようだ。 党首を交代して1か月もしないうちに、旧N国党のおかしさに気づいた。 立花氏らは嫌がらせの民事訴訟で相手を威迫する、という行為を繰り返している。司法に対する侮辱だ」(大津氏) 石森弁護士も、大津氏やみんなでつくる党が立花氏から多数の訴訟を提起されていることを指摘。昨年には、約30件の提訴があったという。 「こちらとしては嫌がらせにしか思えない訴訟も多くある。 しかし、訴訟を起こされてしまった以上は、過去に立花氏が行ってきた違法行為をどんどん認定してもらいたいと思って対応してきた。 立花氏が何をやってきたのか、司法の場で記録されるのはよいことだ」(石森弁護士) 29日には、大津氏が記者会見で行った「立花氏は会計不正を行っている」との発言は名誉毀損にあたるとして立花氏が提起した訴訟の、控訴審判決が出される予定。
弁護士JP編集部