【連載・マザーズ】特別養子縁組 親子それぞれの幸せとは

最終更新:12/4 11:04

写真・画像アフロ

予期しない妊娠で生まれてくる子どもたちを保護するため、約30年前につくられた「特別養子縁組」制度。中京テレビ報道局とYahoo!ニュースでは、中京テレビ報道局が2011年から7年にわたり取材・放送してきたドキュメンタリー「マザーズ」をベースに、特別養子縁組を巡る問題を探る連携企画を立ち上げました。10月から不定期で記事をお届けします。

11月企画・“真実告知”母子それぞれの苦悩

養子縁組をあっせんするNPO法人が運営する母子寮。

カエデさんはすでに妊娠8か月。ごく普通の高校生だったカエデさんが、なぜ予期せぬ妊娠をしてしまったのか。その辛い理由を涙ながらに話してくれました。
「レイプされて、そのことを自分の中でなくしたくて。もうずっと考えないようにしたので、妊娠とかそういうのが頭になくて。」


56歳になってはじめて知った、自分が“もらい子”、つまり養子だったという事実。当時の状況を知りたいと思っても、育ててくれた両親はすでに他界。誰が私を生んだのか――。

自分は誰で、どこから来たのか。養子だと知らされずに育った人は、自分の力でたどるしかないのでしょうか。


 Aさんは、どうしても生みの親のことが知りたいと、自らの戸籍を調べました。戸籍には産んだ母親の名前と、当時の本籍地の住所が記されていましたが、そこに産んだ母親は住んでいませんでした。

10月企画・「特別養子縁組」という選択

予期しない妊娠に直面したとき、あなたはどんな選択をするでしょうか。
厚生労働省のデータによると、1年間に行われる人工妊娠中絶の件数は16万8015件(平成28年度)。「育てられない」多くの命がある、残酷な現状です。
その一方で、「中絶はできない」と揺らぐ女性たちもいます。


病院のベッドに横たわる、お腹の大きな少女。中学2年生の綾香さん、14歳です(仮名・年齢は取材当時)。綾香さんのお腹の中には、出産間近の新しい命が宿っていました。
若くして母となった綾香さん。お腹の赤ちゃんの父親も、同じ中学生でした。

「特別養子縁組」制度とは?

予期せぬ妊娠や病気、経済的な困窮で子どもを育てられない、子どもを虐待してしまうなど、様々な事情により、実の親による子どもの養育が難しいことがあります。そのようなとき、実の親に代わって、温かい家庭環境の中で子どもを健やかに育てるために、特別養子縁組や里親などの制度があります。

政府広報オンライン

中京テレビ報道局

普通養子縁組と特別養子縁組の違いは?

「普通養子縁組」と「特別養子縁組」との大きな違いは戸籍の表記にあります。
普通養子縁組では養子の続柄は「養子(養女)」などと記載されますが、特別養子縁組では養子の続柄は「長男(長女)」などと記載されます。

政府広報オンライン

里親制度との違いは?

特別養子縁組は、子どもとの間に親子関係(戸籍を変更)を築き、永続的に養育していく制度ですが、里親は、基本的には実親が子どもを養護できるようになるまでの間や、自立に近い年齢の子どもが自立するまでの間など、一定期間の養育を前提としています。そのため子どもの戸籍を変更することはありません。

政府広報オンライン

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