【連載 Yahoo!ニュース×エンジニア】中途入社だから見えた「うらやましい」環境と成長の可能性

メディアグループ メディアカンパニー
ニュース・スポーツ事業本部 開発部リーダー
田村 大

Yahoo!ニュースでは24時間365日、国内外の多様なニュースを発信し続けています。このサービスを円滑にユーザーに届けるには、エンジニアの力が不可欠。彼らの多くが大学卒業後に入社する新卒社員ですが、一方で別の会社で経験を積み、縁あってヤフーへ中途入社して活躍するエンジニアも大勢います。
エンジニアの仕事や思いをインタビュー形式で紹介する本企画、第4回は中途入社で現在、Yahoo!ニュースのリーダー職に就くエンジニアが登場。外から見たYahoo!ニュース、中から見たYahoo!ニュースをエンジニアの立場から語りました。

「モヤモヤ」から決意

――田村さんのヤフー入社は2014年。それまでの経験は?
大学卒業後、IT関連企業でSIerとして仕事をしていました。就活系サイトやアパレル系サイト、公共事業系サイトに関わって、入社7年目ごろにYahoo!ニュースで仕事する機会があったんです。

――どういう関わりを?
あくまで業務を委託された側なのでがっつりというわけではなかったんですが、当時はまだガラケーが主流で、そのサービス構築の一端に関わっていました。ただ、その仕事は1年もしないうちに離れることになってこの時、すごく「モヤモヤ」が残ったんですよね。

――モヤモヤとは?
仕事が不完全なままで離れることになって。それと、大きなサービスに少しでも関わったことで世界が広がったというんですかね。それで、違う会社で自分の力を試してみようと転職を決意したんです。

――その選択肢の一つが、ヤフー
はい、通常の中途採用フローに従ってなんとか入社に至りました(笑)。最初の配属は前職の経験を買われてSIerとして働き、1年経って現職のYahoo!ニュースでの業務に携わるようになりました。

エンジニアにとってのYahoo!ニュース

――田村さんとYahoo!ニュースとの関わり方は現在の社員として、それ以前の業務委託時代の2段階
業務委託の時は、社員のみなさんの働き方がすごく魅力的に映って、正直うらやましくもありました。自由度が高いというんですかね。「1on1」(上長と部下の1対1で行われる週例ミーティング)などの社内の育成システムや、エンジニアのスキル、知識を個人の意思次第で成長の幅を広げられる。そんなふうに映っていました。

――いざ入社してみてからは?
「尖った人」が多い。なんでこんなことができるの、思いつくの、と。あとは情報共有の活発さですね。仕事を進めていく中で何か問題に直面したら、社内ですでに誰かが解決していて、それを共有できます。その情報量は想像以上でした。それに、今ウェブの記事面のシステム開発に携わっているんですが、仕事を進めていく上での他部署の人との関わり方も新鮮でした。

――Yahoo!ニュースに携わるのは、エンジニア、デザイナー、企画、編集など多職種です
編集のみなさんの中には「数字が下がってもいいから、ニュースとして大事だからやってみよう」という考え方があります。ユーザーにきちんと目を向けているんだなと実感しましたね。ただこれは編集に限らず、エンジニアも含めて他の職種にもそれがベースにあります。

――ニュースという公共性の高いものを扱う以上、エンジニアも編集と同じ目線が必要でしょうか
Yahoo!ニュースに関わっているのならば、そうならざるを得ないでしょう。それに全国の新聞社、テレビ局、出版社からいただく記事で成り立っているサービスなので、そうしたコンテンツパートナーのみなさんにとってもYahoo!ニュースの出面は、最適でなければなりません。だから、エンジニアとしてスキルを極める働き方ばかりが必ずしも正解ではないかなと。バランスですね。それがまた、エンジニアから見たYahoo!ニュースの面白さの一つだと、私は考えています。

Yahoo!ニュースに配信されている記事例。
他のエンジニアや編集など他職種と一緒にユーザーに最適な届け方ができるように業務に取り組んでいる

記事を落としてはいけない

――田村さんが関わる業務を一つ紹介していただけますか
記事一つひとつのページ、社内では「記事詳細」ページと呼んでいますが、膨大なトラフィックが集まるニュース記事がいつでも正常に表示されるようにする、そんなプロジェクトに関わっています。Yahoo!ニュースはヤフーの全サービスの中でも顔の一つ。その記事が真っ白になっている、画面が崩れている。そんな状況は是が非でも避けなくてはいけません。当たり前のことを当たり前に出し続けることができるシステムを構築・維持するのが、このプロジェクトのメンバーの共通認識です。

――例えば昨年の熊本地震のような災害時は、普段以上にトラフィックが集まります。記事が「落ちる」という状況はあってはならないですね
そういうこともあって、昨年からBCP(事業継続計画)拠点である北九州オフィスとの連携を強めています。ニュースは24時間稼働。もし何か起きたときには編集同様にエンジニアも誰かが、どこからでも対応できるようにしています。もし万が一「記事が落ちた」なんてことが発生したときも少しでも早く、メンバーそれぞれが対応できるようにしています。

――ちなみに熊本地震時はどのような動きを?
4月14日の前震の時、私はまだ会社にいたので同じように残っていたメンバーとそのまま朝まで対応して、15日からは特別シフトが組まれました。システムとしては堅牢にできているので、トラフィックが瞬間的に膨れ上がっても記事が落ちることは滅多にないんですが、メンバーそれぞれの使命感からか、シフト外の時間でも社内のコミュニケーションツールで他のエンジニアの動きを追っていて、頼もしかったですね。

ニュースの見せ方に可能性

――Yahoo!ニュースのエンジニアとして田村さんは2017年で4年目。あらためて自分が置かれている環境についてどのようにお考えですか
ヤフーでは自由度が高い働き方と、先輩方がためてきた知識や情報が膨大にあるので個人の力はある程度は伸びます。でも見方を変えれば、あぐらをかきやすい環境。だからこそ、行動に移さないことには始まりませんね。

――Yahoo!ニュースはそんなエンジニアのみなさんの成長とともにあります
Yahoo!ニュースには1日約4000本もの記事が集約されていますが、エンジニアからすれば「まだ最適に届けられていない」と実感しています。どうすればユーザーのため、コンテンツパートナーのためにベストな届け方ができるか。課題、裏を返せば可能性とも言えますが、成長の余地は残っています。

――Yahoo!ニュースは昨年20周年を迎えましたが、未完成だと
はい。編集のみなさんが1日約100本作るYahoo!ニュース トピックスは、切り口や見せ方である程度形が出来上がっています。でも、残りの膨大なニュースをどう見せるか、届けるかは未完成。それを完成へ導くこともまた、Yahoo!ニュースのエンジニアの使命だと思っています。

――最後に、Yahoo!ニュースに興味があるエンジニアへ、メッセージはありますか
Yahoo!ニュースのエンジニアはみんな、「世の中をよくしよう」と思って仕事に就いています。そういう人たちと一緒に仕事することは、エンジニアとしていい刺激になるはずです。

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