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ノミネート作品発表

『安楽死を遂げた日本人』/宮下洋一(小学館)
『吃音:伝えきれないもどかしさ』/近藤雄生(新潮社)
『牙:アフリカゾウの「密輸組織」を追って』/三浦英之(小学館)
『ストーカーとの七〇〇日戦争』/内澤旬子(文藝春秋)
『東京貧困女子』/中村淳彦(東洋経済新報社)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』/ブレイディみかこ(新潮社)

全国の書店員さんの一次選考で、6冊のノミネート作品が決まりました。
最終選考(二次選考)では書店員さんたちがノミネート作品をすべて読んだ上で、
各自3作品に投票します。選ばれるのはどの作品? 大賞の発表は11月です。

  • 安楽死を遂げた日本人

    宮下洋一(小学館)

    安楽死を遂げた日本人

    出版社からのコメント
    ある日、筆者に一通のメールが届く。〈寝たきりになる前に自分の人生を閉じることを願います〉。送り主は神経の難病を患う50歳女性。筆者が過去取材したスイスの安楽死団体への入会を望む。昨年9月、実際に彼女に面会すると、「安楽死は私の最後の希望の光」と言われた。一方で筆者は思う。あの笑顔と知性があれば絶望から抜け出せるはず――。患者、家族、筆者の葛藤をありのままに描き、日本人の死生観を揺さぶるドキュメント。

  • 吃音 伝えられないもどかしさ

    近藤雄生(新潮社)

    吃音 伝えられないもどかしさ

    出版社からのコメント
    <日本に100万人もいるのに、彼らを孤独に追いやる「どもる」ことの軋轢とは。>頭の中に伝えたい言葉ははっきりとあるのに、相手に伝える前に詰まってしまう----それが吃音です。店での注文や電話の着信に怯え、伝達コミュニケーションがうまくいかないことで、離職、家庭の危機、時に自殺にまで追い込まれることさえある......自らも悩んだ著者が、丹念に当事者たちの現実に迫るノンフィクションです。

  • 牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って

    三浦英之(小学館)

    牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って

    出版社からのコメント
    アフリカで、年間3万頭以上のゾウが、牙を抉り取られて虐殺されている。密猟者の目的は「象牙」だ。元アフリカ特派員の筆者は、国際密猟組織の中枢への取材を始める。密猟で動いたカネが過激派テロリストの資金源になっている実態に迫り、背後に蠢く中国の巨大な影を見つける。そして問題は、象牙の印鑑を重宝する私たち日本人へと繋がっていく。虐殺の「真犯人」とは誰なのか――。第25回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作。

  • ストーカーとの七〇〇日戦争

    内澤旬子(文藝春秋)

    ストーカーとの七〇〇日戦争

    出版社からのコメント
    「週刊文春」連載時から大反響を呼んだ、筆者自身のストーカー被害をめぐるリアルドキュメント。ネットで知り合った男性との交際から8ヶ月、別れ話を機に恋人はストーカーに豹変します。執拗なメール、ネットでの誹謗中傷......悪夢の神経消耗戦が始まります。警察対応の現実から、弁護士とのやりとり、示談交渉の落とし穴まで、知られざる被害者側の実態を記し、ストーカーの医学的治療の必要性を問いた迫真のノンフィクションです。

  • 東京貧困女子

    中村淳彦(東洋経済新報社)

    東京貧困女子

    出版社からのコメント
    普通を求めて風俗で働く女子大生、理不尽なパワハラに耐える派遣OL、離婚を機に転落した高学歴シングルマザー...、様々な貧困女性の声なき声を、3年間にわたり聞き続けた。今、東京だけでなく、地方でも、貧困に喘ぐ声が広がっている。解決策は簡単には見つからない。でも、彼女たちの声を聞くことはできる。本書を、貧困を自分事として考えるキッカケにしてほしい。著者、編集者、そして話をしてくれた彼女たちも、そう願っている。

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

    ブレイディみかこ(新潮社)

    ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

    出版社からのコメント
    <大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく>優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学校は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり......。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていきます。落涙必至の等身大ノンフィクションです。

おすすめノンフィクション本

あなたの知らないリアルをもっと。読書好きで知られる著名人のみなさまに、
おすすめのノンフィクション本を教えていただきました。

SKY-HI
深爪
コラムニスト/主婦
コラムニスト/主婦。独特な視点から繰り出すツイートが共感を呼び、ツイッターのフォロワー数は17万人超(2019年7月現在)。著書『深爪式 声に出して読めない53の話』他。「立て板に泥水」(女性セブン)連載中。芸能、人生、エロ等、執筆ジャンルは多様。
サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う(鈴木智彦/小学館)
サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う
鈴木智彦/小学館
「密漁品」は裏ルートで取引されているもの、と思い込んではいないだろうか。本書によればその多くは堂々と表ルートで売られており、消費者は知らぬまに共犯者になっているという。「へー、ヤクザは意外なところで金儲けしているんだなあ」と完全に他人事として読み始めたら、思いっきり自分が当事者だったという衝撃のオチ。著者の築地市場への潜入ルポは生々しく、あたかもこの目で裏社会を覗き見ているような感覚に陥る一冊だ。
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いとうせいこう
いとうせいこう
作家/クリエーター
1961年生まれ、東京都出身。1988年に小説『ノーライフ・キング』でデビュー。1999年、『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞受賞、『想像ラジオ』で第35回野間文芸新人賞受賞。近著に『鼻に挟み撃ち』『我々の恋愛』『どんぶらこ』『「国境なき医師団」を見に行く』『小説禁止令に賛同する』『今夜、笑いの数を数えましょう』などがある。
国境の医療者(メータオ・クリニック支援の会(編集) 渋谷 敦志(写真)/新泉社)
国境の医療者
メータオ・クリニック支援の会(編集) 渋谷 敦志(写真)/新泉社
タイとミャンマーの国境の町メーテオ。そのタイ側に開かれた医院での十年にわたる国際ボランティアの詳細を、実際に日本から出かけて勤めた看護師、医師たちが各々手分けして書くというスタイル。これが実に多彩で、しかも当然リアリティに満ちていて単純に読み物としても優れていると思う。また、私も『国境なき医師団を見に行く』の著者として、こうした国際ボランティアの行動を深く尊敬し、応援する。
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石戸諭
石戸諭
記者/ノンフィクションライター
1984年東京都生まれ。2006年から毎日新聞、BuzzFeed Japan記者を経て2018年4月に独立。現在は雑誌、ウェブなどで執筆する。ニューズウィーク日本版特集「百田尚樹現象」が話題になった。単著に『リスクと生きる、死者と生きる』。
沢木耕太郎ノンフィクションIII 時の廃墟(沢木耕太郎/文藝春秋)
沢木耕太郎ノンフィクションIII 時の廃墟
沢木耕太郎/文藝春秋
社会を語るために「意見」が重視されるようになった。「意見」はわかりやすく、力強いほうが良しとされる。だが、社会はそんな単純に語れるものだろうか。先達たちは、そうは考えなかった。対象と向き合い、事実を丹念に積み上げ、自身と格闘して言葉を探す。同書に収録された短編の特徴は古びていないことにある。どの作品を読んでも、時代を超えた描写の力がある。ここにノンフィクションの基本がすべて詰まっている。
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清田いちる
清田いちる
サービス企画屋&さすらいの編集長
サービスやメディアの立ち上げやブランディングが得意。企画したサービスは「ココログ」「ShortNote」「Zenback」など。編集長を務めたメディアは「ギズモード」「bouncy」など(いずれも初代)。個人ブログは「小鳥ピヨピヨ」。
ドキュメント 戦争広告代理店(高木徹/講談社)
ドキュメント 戦争広告代理店
高木徹/講談社
1990年代半ばの「セルビア人による民族浄化」が、実は米国のPR代理店が仕組んだキャンペーンだったと知ったら、どう思われますか?『戦争広告代理店』は、ボスニアに雇われたPR会社が、誰の注目も浴びていなかった同紛争を話題にし、マスコミや国際政治を動かし、世論を誘導し、ついには戦争を勝利に導いた顛末がまとめられた、迫真のドキュメンタリーです。彼らのノウハウには、驚かされ、また、深く頷かされました。
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ヨッピー
ヨッピー
フリーライター
「シムシティで市長と対決する」「京大吉田寮を掃除する」など様々なバズ企画を手掛けるフリーライター。 「オモコロ」「Yahoo!ニュース個人」「SPOT」など様々な媒体で活躍中。TwitterのIDは@yoppymodel
アヘン王国潜入記(高野秀行/集英社)
アヘン王国潜入記
高野秀行/集英社
「世界最大の麻薬生産地『ゴールデントライアングル』に潜入し、現地の村人と一緒にアヘンを生産しつつ、自分も立派なアヘン中毒になる」というぶっ飛んだ内容なのですが、一般的なノンフィクション本のような「観察者」の視点ではなく、地域のコミュニティに入り込んで「当事者」としての視点から、コミカルに、そして愛を持って書かれる珍道中は本当に中毒性が高いのでこれを読んだ人は全員、確実に、間違いなく読んでください!
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古谷経衡
古谷経衡
文筆家
1982年北海道生まれ。日本ペンクラブ正会員。主著『愛国奴』『日本を蝕む極論の正体』『意識高い系の研究』『若者は本当に右傾化しているのか』など多数。TV・ラジオコメンテーターとしても活躍。
沖縄決戦 高級参謀の手記(八原博通/中央公論新社)
沖縄決戦 高級参謀の手記
八原博通/中央公論新社
沖縄の基地問題が巷間、大きな話題になっている。基地に対して賛成の者も、反対の者も、絶対に読まなければならない本。本書は、先の戦争中、沖縄守備隊(第32軍)の陸軍高級参謀として、沖縄戦を最初から最後まで体験してきた八原博道氏が、戦後に回顧録として残したものだ。沖縄守備隊は玉砕し、司令部で生き残ったのは八原氏しか居ない。日本軍から見た貴重な歴史の記録であると共に、沖縄戦とは何だったのか、という根本的理解になくてはならない本。
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柿内芳文
柿内芳文
編集者
編集者。1978年生まれ。「知の入り口」の編集力を武器に、これまで『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『嫌われる勇気』『漫画君たちはどう生きるか』等を編集。株式会社STOKE代表。ツイッター@kakkyoshifumi
垂直の記憶(山野井 泰史/山と渓谷社)
垂直の記憶
山野井泰史/山と渓谷社
こんな本、反則だろう。登山家という狂気最上位な生き様の、日本最高峰の人間が、ありえないくらいスルスルと読める平易な文章で、絶対に港区なんかに住んでいては見ることも触ることも感じることすらできない登攀という異次元世界(無意味に皆死ぬ!)に、たった数百円で、一瞬で、連れ去ってくれるなんて。上質な自伝は最高の物語体験に匹敵するし、そのリアリティはVRなんて軽々と超えてくるから、自分のちっぽけな世界観をぶっ壊す意味でも年に一回は体験しろと、後輩に必ず渡す本だ。
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SKY-HI
SKY-HI
ラッパー/アーティスト
日本のラッパー、アーティスト。AAAのメンバーとしても活動し、SKY-HIソロとして国内外で活躍中。9月4日にはラッパーSALUとのコラボアルバム、SKY-HI×SALU 「Say Hello to My Minions 2」をリリース予定。
春になったら莓を摘みに(梨木香歩/新潮社)
春になったら莓を摘みに
梨木香歩/新潮社
イギリス郊外の下宿先で出会ったウェスト夫人が、様々な人種、宗教、思想の人たちを、時に頭を悩ませながら、「理解はできないが、受け入れる」という様を書かれたものです。 "多様性"は現代社会においてとても大事なテーマだと思うんですが、その大切さをただ説くのではなく、この本の向こうで確かにそういう人間が生きている、そして作られたドラマによって理解を深めていくのではなく、ただ彼等全てが生きている事を、その息吹を文字の向こうから感じられる、今だからこそ全ての人間に読んでほしい本です。
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※ご紹介した書籍について、Yahoo!ショッピングでは在庫切れとなっている可能性もございます。あらかじめご了承ください。

特集記事

ノンフィクション本にまつわるインタビューや対談を掲載。
書店員さんや出版社などの熱い思いをお届けします。

開催概要

新刊として発売されたさまざまなノンフィクション本の中から、
全国の書店で働く書店員の投票で決まります。
この機会に、ノンフィクション本を手にとってみませんか。

スケジュール

2019年6月
一次選考スタート
2019年7月
一次選考締め切り
2019年8月1日
ノミネート作品発表、最終選考(二次選考)スタート
2019年11月上旬
大賞作品発表

対象作品

2018年7月1日から2019年6月30日の間に、日本語で出版されているノンフィクション作品全般
(※海外作品の翻訳本は除く)

副賞

賞金(取材支援費):100万円

なぜYahoo!ニュースは、いまノンフィクション「本」を応援するのか

ノンフィクション本を読むことで、わたしたちの視野はひろがります。
世の中で起きたことを伝えるため、実際に足を運び、見聞きして、
調べているからこそのおもしろさがそこにはあります。

しかし、その取材・執筆の過程では時間やお金がかかることが珍しくありません。
著者は知力をふりしぼり、時には体を張るケースもあります。

Yahoo!ニュースに配信される1本1本の記事にも同様に労力がかけられています。
毎日の配信記事と同様、ノンフィクション本の書き手の思いも伝えたい。
また、読者のみなさまにより深く「知る」ことのおもしろさを感じていただきたい。

だからYahoo!ニュースは、日本全国の書店員さんが選ぶ
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」を設けました。
すばらしいノンフィクション本を応援することで、読者のみなさまと出会う機会を
増やすお手伝いができればと考えています。