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碓井真史

碓井真史

認証済み

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

現代はニセ科学があふれています。現代社会は、科学(学問)が大きな影響力を持っています。だからこそ、科学っぽいものがウケるわけです。科学的(学問的)装いをまとったインチキが沢山あります。 それは、詐欺師や怪しげな陰謀論だけの問題ではありません。科学的には証拠がない「良い話」は、学校教育の中にも入り込んでいます。堂々と売られている健康商品の中にも、科学的にはかなり怪しいものも沢山あります。 まあそれほど固いことを言わなくても良いではないか、遊びであり、どうせ気休めだという考えもあるでしょう。その通りです。しかし、中には本気になる人もいます。デモや抗議運動までする人もいます。自分や家族の健康を害する人まで現れます。そんな人が現れる背景に、ニセ科学を受容する社会の雰囲気があるでしょう。 ニセ科学(学問)に寛容になりすぎず、正しい科学教育を進めていくことが求められています。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 多田文明

    詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

    根拠のないにもかかわらず、嘘の表示をしてモノを売る。非常に悪質です。 「一部の人しか信じて買わないか…続きを読む

コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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