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髙岡豊

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中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

報告

解説UNRWAは、別に今般の紛争の時だけ、ガザ地区だけで活動している機関ではありません。ヨルダン、シリア、レバノン在住者も含む600万人近くの「パレスチナ難民」への支援を担当しています。別で解説記事を書いたのでそちらを参照してください。つまり、UNRWA全体への支援を止めてしまうと、ガザどころかさらに広範囲の大勢の人道状況に悪影響を及ぼすのです。どうしても拠出をしたくない、という場合でも事業や事案単位で物品や役務を供与する形の支援を実施するなど、当事者の知恵が試される局面です。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 川上泰徳

    中東ジャーナリスト

    見解ガザでイスラエルの攻撃で人口80%にあたる190万人が家をおわれて避難生活をし、なお攻撃が継続中の状…続きを読む

  • 松平尚也

    農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

    補足今回の疑惑はイスラエル側から告発された。英・ガーディアン紙によるとイスラエルはUNRWA職員に対する…続きを読む

コメンテータープロフィール

髙岡豊

中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

新潟県出身。早稲田大学教育学部 卒(1998年)、上智大学で博士号(地域研究)取得(2011年)。著書に『現代シリアの部族と政治・社会 : ユーフラテス河沿岸地域・ジャジーラ地域の部族の政治・社会的役割分析』三元社、『「イスラーム国」がわかる45のキーワード』明石書店、『「テロとの戦い」との闘い あるいはイスラーム過激派の変貌』東京外国語大学出版会、『シリア紛争と民兵』晃洋書房など。

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