Yahoo!ニュース

松谷創一郎

松谷創一郎

認証済み

ジャーナリスト

報告

補足ジャニーズ事務所は6月上旬頃から新社長を探していました。しかし、なかなか引き受け手が見つからず、四苦八苦していました。この記事にもあるように、ソニーミュージックのひとに断れた話もかなり早い段階で入ってきていました。 そうしたここ3か月の様子から察するに、今回の東山氏の就任は苦肉の策と捉えられます。外部の引き受け手がおらず、内部から幹部の昇格も難しい場合、身内感が強いものの取引相手でもあるタレント(個人事業者)に任せるというのは最後の手段だからです。 そのとき懸念されるのは、東山氏の人望です。タレントたちは結束していると耳にしますが、他のタレントが納得するかどうかは未知数です。 また、被害者である当事者の会のなかには、Jr.時代に東山氏をよく知る同世代(50代)の方が5人います。若いときに袂を分かった両者が、40年ほどの時間を経て、この問題でふたたび対峙することになります。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった13204

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 徳力基彦

    noteプロデューサー/ブロガー

    見解まだ、東山さんが本当に新社長に就任するのか分かりませんが、選択肢の一つとして可能性は高いと言えるでし…続きを読む

  • 舟木彩乃

    ストレスマネジメント専門家(Ph.D.,ヒューマンケア科学)

    見解ジャニーズ事務所は、東山紀之氏の社長就任について「9月7日に予定している記者会見にて諸事ご説明させて…続きを読む

コメンテータープロフィール

まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com

関連リンク(外部サイト)

松谷創一郎の最近のコメント