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野口琢矢

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気象予報士/気象解説者/防災士

報告

見解この先3か月の気温は全国的に平年並みで、冬らしい冬となる予想ですが、心配なのは日本海の海面水温が平年より高いままだということです。 日本海側で降る雪は、大陸から流れ込む寒気が日本海の水蒸気を雪に変えることで降ります。海面水温が高ければ、それだけ蒸発する水分量が多くなり、雪の材料がたっぷりの状態となります。 この冬の日本海側の降雪量は平年並みか多い予想で、寒気が流れ込むタイミングでドカ雪となるおそれがあります。これから年末年始の帰省などで移動が多い時期になりますので、車の立ち往生なども心配です。 大雪が予想される際には、気象庁から「大雪に関する気象情報」が数日前に発表されますので、そういった情報にアンテナを張り、場合によっては予定を延期したり、交通手段を変更したりするなどの柔軟な対応が求められます。

コメンテータープロフィール

野口琢矢

気象予報士/気象解説者/防災士

青山学院大学・法学部卒業。卒業後はSEとして損害保険会社に勤務。防災情報を自ら発信していくため気象予報士になる。2019年からはNHK松山放送局で四国地方向けに朝と昼の気象情報を担当。普段は生活に寄り添った気象情報を柔らかいトーンで伝える。台風や大雨の際は全国放送で気象・防災事項を解説することも。

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