教育者、社会学者として、この問題は、ガバナンス、ジェンダー、セクシュアリティ、児童虐待、パワハラと言った日本の闇が複雑に絡んでおり社会的重大な問題だと思いました。 かつての柔道界の指導者による性暴力、最近では自衛隊内における性暴力問題と構造がよく似ています。 そういう点では、ジャニーズ事務所の対応は不十分だと思います。全柔連が行なったようにまず、第三者委員会を立ち上げ、これまでのタレント育成の中で、経営陣によるセクシャルハラスメントがなかったか検証し報告することが社会的な信頼を回復することになるのではないでしょうか?どうして、このような告発が相次ぐのか、会社組織の体質が社会的に問われてることに目を向けなければいけません。 このように声明だけでは、火消しにしか見えません。未成年のエンタメスター養成所となっている以上、保護者が安心して送り出せるような会社の対応を顕示していただきたいと思います。
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コメンテータープロフィール
1971年生まれ。スポーツ社会学者(学術博士)日本女子体育大学教授。公社袋井市スポーツ協会会長。学校法人二階堂学園理事、評議員。前静岡県教育委員長。柔道五段。上級スポーツ施設管理士。日本スポーツ協会指導員(柔道コーチ3)。バルセロナ五輪(1992)女子柔道52級銀メダリスト。史上最年少の16歳でグランドスラムのパリ大会で優勝。フランス柔道ナショナルコーチの経験をもとに、スポーツ社会学者として社会科学の視点で柔道やスポーツはもちろん、教育、ジェンダー問題にも斬り込んでいきます。著書『性と柔』河出ブックス、河出書房新社、『日本の柔道 フランスのJUDO』高文研。
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