Appleが投資家に警告、「AI時代は利益低下の恐れ」
JBpress
補足筆者からの補足です。アップルに関する懸念材料には中国事業もあります。同社は中国市場で苦戦が続いてます。2024年7〜9月期における中華圏の売上高は前年同期比0.3減の150億3300万ドル(約2兆3000億円)でした。アップルにとって3番目に大きな市場である中国は24年4〜6月期まで4四半期連続の減収でした。7〜9月期は、横ばいと言えるほどのわずかな減収にとどまったものの、市場予想にも届かず、依然として業績の重荷となっています。Apple Intelligenceを中国で利用できるようにするには、中国のAI開発企業と連携する必要があります。アップルのティム・クックCEOは先ごろ中国を訪れ、同国政府との会合に臨みました。その目的の1つは、Apple Intelligenceの中国展開だとみられています。
同時通訳者・翻訳者を経て1998年に日経BP社のウェブサイトで海外IT記事を執筆。2000年に株式会社ニューズフロント(現ニューズフロントLLP)を共同設立し、海外ニュース速報事業を統括。現在は同LLPパートナーとして活動し、日経クロステックの「US NEWSの裏を読む」やJBpress『IT最前線』で解説記事執筆中。連載にダイヤモンド社DCS『月刊アマゾン』もある。19〜20年には日経ビジネス電子版「シリコンバレー支局ダイジェスト」を担当。22年後半から、日経テックフォーサイトで学術機関の研究成果記事を担当。書籍は『ITビッグ4の描く未来』(日経BP社刊)など。