補足記事に「独占タイトルの充実」という視点で触れられていますが、ソニーは決算で何度か言及している通り、売り上げを最大化する狙いで、マルチプラットフォーム展開をしています。急に戦略を変えて「独占」にする可能性もゼロではないのでしょうが、何せ年間の売上高で4兆円という結果を出しています。 以前はそれでも「PS5先行発売、時間差をつけてPCでの展開」という方向でしたが、今年から同時期に展開し「ヘルダイバー2」のような成功例も出しています。 そのゲーム機だけで遊べる「独占」の戦略が企業の業績を高めるのか。より多くの顧客の接点を持てる「マルチ」の方が良いのか。短期はさておき、中長期的にどうなのか。経営陣も悩む、難しい問題ですね。
コメンテータープロフィール
ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。
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