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加藤順子

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ジャーナリスト、フォトグラファー、気象予報士

報告

補足本日まで傍聴し続けてきました。傍聴席は毎回、全国各地から駆けつけた経験者、家族当事者、関連専門家で埋まっていましたが、今日の判決言渡も満席でした。原告の方は、そうした連帯する人たちの思いを受け、今も長期入院をさせられ続けている人、施設症に陥り、抜け出せずになっている人たちの存在について、常に言及してきました。今日の判決では原告の訴えが完全に退けられた形ですが、原告が最後まで戦い抜く決意を示しているのは、40年間に出会った入院仲間たちの姿が浮かぶからでもあるでしょう。 そういえば途中、引き出し屋の被害者が都内の精神科病院を相手に起こした訴訟で、病院側に賠償が命じられる判決(23年10月確定)がありました。この判決について報告集会でも話題になり、傍聴する人たちが知っていることを情報共有したり、ご自身の経験を共有したり、裁判期日そのものが連帯する貴重な居場所になっていたようにも思います。

コメンテータープロフィール

加藤順子

ジャーナリスト、フォトグラファー、気象予報士

近年は、引き出し屋と社会的養護を取材。その他、学校安全、災害・防災、科学コミュニケーション、ソーシャルデザインが主なテーマ。災害が起きても現場に足を運べず、スタジオから伝えるばかりだった気象キャスター時代を省みて、取材者に。主な共著は、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)、『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)、『下流中年』(SB新書)等。

加藤順子の最近のコメント

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    見解原告は、40年間ずっと具合が悪かったわけではありません。入院加療が必要な時期もあったが、退院をしたい…続きを読む

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    見解このタイトルからは、小川代表がスダチの事業をいわゆる「不登校ビジネス」と認識していると受け止められま…続きを読む

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