Yahoo!ニュース

門倉貴史

門倉貴史

認証済み

エコノミスト/経済評論家

報告

今年度(2022年度)についても税収は過去最高を更新する可能性が高い。物価が高まっているからだ。課税する際の基準は「価格」や「利益」なので、たとえ景気が低迷したままであっても、物価が上昇するだけで自動的に税収は増加する仕組みになっている。  税収が増えているからという理由で、日本の景気が良くなっていると考えるのは早計だろう。  物価の変動の影響を取り除いた実質GDP(国内総生産)で日本の景気をみれば、いまだにコロナ禍前の水準に戻っていないというのが実状だ。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった5978

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高野龍昭

    東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

    政府の一般会計をみると、2020年度以降、税収は増加傾向にあり、その額は年額60兆円台後半から70兆…続きを読む

コメンテータープロフィール

1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。

関連リンク(外部サイト)

門倉貴史の最近のコメント