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石渡嶺司

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大学ジャーナリスト

報告

見解労働者福祉中央協議会の2024年調査(高等教育費や奨学金負担に関する アンケート)によりますと、日本学生支援機構の貸与型奨学金利用者の奨学金借入総額は平均値が344.9万円(中央値312.1万円)でした。 返済は30代半ば、または、それ以降までかかることになります。 奨学金利用について、貸与型は利用者本人が返済していくことになります。 卒業後に就職できればいいのですが、そうでなければ返済に苦しむことになります。 利用を検討する高校生は、大学・短大・専門学校の進路決定時に、就職できるかどうか、その雇用条件がどの程度か、なども合わせて検討する必要があります。 また、利用者のうち、特に学生は自身の専攻に沿った就職なのか、それとも専攻以外の業界も含めるのか、就活時に検討する必要があります。 現在は奨学金返済を支援する企業も増えているのでそうした企業も検討するといいでしょう。

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  • 末冨芳

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    日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

    見解18歳の若者に、奨学金はローンで卒業後に返さないといけない、と言ってもピンとこない方も多いです。岡副…続きを読む

コメンテータープロフィール

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計33冊・66万部。 2024年7月に『夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド』を刊行予定。

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