外食産業の海外進出が本格化していることを示すニュースです。この背景には短期的には国内での価格の安さ、中長期的には人口減少があります。海外の首都クラスの都市ではランチは2000円前後が当然であり、ラーメンなどが数千円で売れています。また、日本の果物なども日本で販売されている値段の数倍になるのが一般的です。海外進出する外食、輸出を強化する農家などはこれから急速に増えることは間違いないと思います。一方で海外進出にはリスクがあるのも事実です。リスクヘッジのために金融機関などによる保険などの商品開発、政府のサポートなども同時に進めるべきでしょう。
コメンテータープロフィール
専門はマクロ経済及び金融制度分析。大阪勤務時の経験から関西経済、地方創生、万博の経済効果なども研究。日経新聞夕刊の十字路などマスコミ寄稿も多数。著書は「大阪の逆襲」(共著、青春新書インテリジェンス)、「大阪が日本を救う」(単著、日経プレミアシリーズ)。
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