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橋本愛喜

橋本愛喜

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フリーライター

報告

トラックの高速道路における路駐問題の詳細は以前記事にも書きましたが、同問題の大きな原因になっているのは「SAPAの大型駐車マスの不足」と、「荷主の厳しい時間指定」、「トラックドライバーの労働時間の規則」、そしてこの「深夜割引」があります。 トラックは翌日の仕事までに最低8時間以上休息をとらないといけないという規則があるのですが、一方で荷主は朝イチ(午前8時ごろ)の到着を求めてきます。低運賃が強いられる時流の中、この規則や要望を守りつつ0時からの深夜割引を適用させようとすると、8時間休息が守れなくなるというジレンマが生じる。 0時ギリギリにトラックが料金所に集まるのにはそういう理由があるのです。 国はこの深夜割引の見直しを検討する一方、首都高ではあらたに深夜割引を設置するとしているので、現場からは困惑の声が上がっています。

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コメンテータープロフィール

フリーライター。大阪府生まれ。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆・講演などを行っている。著書に『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)。メディア研究

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