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荒川和久

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独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

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補足表面的にこの記事を捉えると「最近の若者は飲み会嫌い」と早合点しがちですが、元調査の詳細を見ると、「飲み二ケーションを必要」としている割合は20代が割と高く、逆に低いのは23年40代、24年30代と50代です。 さらに、「飲み二ケーションを必要とする理由」についても、20代の「距離が縮まる」「相談しやすくなる」という項目が各年代でもっとも高く、むしろ若者ほど職場での飲み会というお膳立てを望んでいるという実態が浮かび上がります。 実は、職場に限らず、飲み会に行く頻度の減少と婚姻率の減少とは完全に一致します。飲み会を促進すれば婚姻率があがるとまでは言いませんが、別途昨今の婚姻減はほぼ職場結婚の減少とも一致することを考えるとあながち無関係とも言えないでしょう。 むしろ忌避しているのは若者よりも中間管理職の中年層で、これもまたパワハラ的な疑いを避けたい意向があると思います。

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コメンテータープロフィール

荒川和久

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

広告会社において、数多くの企業のマーケティング戦略立案やクリエイティブ実務を担当した後、「ソロ経済・文化研究所」を立ち上げ独立。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者としてメディアに多数出演。著書に『「居場所がない」人たち』『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』『結婚滅亡』『ソロエコノミーの襲来』『超ソロ社会』『結婚しない男たち』『「一人で生きる」が当たり前になる社会』などがある。

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