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荒川和久

荒川和久

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独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

報告

「デートでは男が払うべきか?」という「おごり・おごられ論争」は、「住居は賃貸か、持家か?」と同じようにいつまでも終わらない論争のひとつです。いつも「男はおごるものだと主張する女」vs「女はいつもおごられて当然と思うなという男」の対決構図が注目されますが実態は違います。 内閣府の「令和3年度性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査」でも調査されてますが、「男がおごるべき賛成」割合は男性37.3%、女性22.1%という結果となりました。私もこの件は2015年から継続的にこの調査してますが、ほぼ内閣府の結果と同じです。 つまり、「デートでは男がおごるべき」と考えているのは、女性の方ではなく男性の方が多い。言いかえると「男はおごりたい」「女はおごられたくない」ということになるわけです。 論争は「おごられない女」と「金がなくておごれない男」の間で勃発しているのでしょう。

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コメンテータープロフィール

荒川和久

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

広告会社において、数多くの企業のマーケティング戦略立案やクリエイティブ実務を担当した後、「ソロ経済・文化研究所」を立ち上げ独立。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者としてメディアに多数出演。著書に『「居場所がない」人たち』『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』『結婚滅亡』『ソロエコノミーの襲来』『超ソロ社会』『結婚しない男たち』『「一人で生きる」が当たり前になる社会』などがある。

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