難しい話ではありません。人が運転していようと自動運転だろうと、衝突回避には物理的な限界がありますから、「回避スペースが無い場合、同一車線内で全力ブレーキをかける」とすれば良いのです。自動運転車両は基本的に道路交通法を遵守しますから、衝突不可避な状況に陥るとしたら、車道に出てきた側に瑕疵があるはずです。ですから「衝突する人数が少ないから」という理由で、瑕疵のない人にぶつかることを選択するのは間違っています。
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コメンテータープロフィール
国内自動車メーカー設計部門に約5年間勤務した後、地域タブロイド新聞でジャーナリスト活動を開始。同時に自動車雑誌にも寄稿を始め、難しい技術を分かりやすく解説した記事が好評となる。環境技術には1990年代から取り組み、ディーゼルNOx法改正を審議した第151通常国会では参考人として意見陳述を行ったほか、ドイツ車メーカーの環境報告書日本語版の翻訳査読なども担当。道路行政に関しても、国会に質問主意書を提出するなど、積極的に関わっている。自動車技術会会員。
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