ニューヨーク市では白昼に堂々と、ミッドタウンなどでヘロインを自ら打っている薬物中毒者が確認されています。多くは不衛生な環境で薬物を接種し、また昨年だけで2000人がオーバードースで亡くなっています。 そこで、衛生的に安全で清潔で医療の監視下にあり、逮捕されない施設を作り、死者を減らす必要性が迫られ、市がアメリカ国内で初めて認可しました。 アメリカ国外でも同様のハームリダクションは行われており、国によっては施設で薬物が無料提供されることにより窃盗を減らしたり、麻薬組織を潰す戦略が取られているケースもあるようです。
コメンテータープロフィール
米国務省外国記者組織所属のジャーナリスト。雑誌、ラジオ、テレビ、オンラインメディアを通し、米最新事情やトレンドを「現地発」で届けている。日本の出版社で雑誌編集者、有名アーティストのインタビュアー、ガイドブック編集長を経て、2002年活動拠点をN.Y.に移す。N.Y.の出版社でシニアエディターとして街ネタ、トレンド、環境・社会問題を取材。日米で計13年半の正社員編集者・記者経験を経て、2014年アメリカで独立。著書「NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ」イカロス出版。福岡県生まれ
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