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鈴木悠平

LITALICO 社長室 チーフエディター / soar理事

鈴木悠平

文筆家/インターミディエイター®1987年生まれ。一人ひとりが「わたし」の物語を紡いでいける社会を目指して、執筆・編集業を中心に活動。現在は、株式会社LITALICOおよびNPO法人soarでの事業運営や文筆活動を通して、障害や病気、その他さまざまな要因で生きづらさを感じている人たちとかかわりながら、人が物語を通して回復していくプロセス、 「わたし」と「あなた」の物語が響き合うなかで新たな希望が見出されるプロセスの探求、伴走、創出をこころみています。

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      本件は①「車椅子利用の方が事前予約なしで新幹線利用可能になるには、どんなハードルがあるのか」②「即時対応が難しい場合、合理的配慮としてどう落とし所を探るのか」を分けて考える必要があります。

      もちろん、車椅子であろうとなかろうと皆同じように当日利用できるのが理想です。ただ、実現のために費用・人員等の面で事業者に「過重な負担」がかかる場合、事前予約を必要としたり乗降時間に制限が発生したりすることは、一定許容される正当な理由があると見なされます。

      ただ事業者としては、車椅子利用の方がなるべくスムーズに利用できるような方法は検討するべきでしょう(ホームページ等の事前予約窓口をわかりやすくするなど)。

      木村議員の問題提起や赤羽国交相の答弁が、車椅子利用の方が経験している困難が広く社会に認識されるきっかけとなった面もあると思います。事業者・当事者・国交相の間で、建設的な対話が進むことを願います。

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    • 鈴木悠平

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      議場の「車いす対応」というとき、それは建物内のどの部分の障壁を、どんな方法・コストで取り除くのか、すでに実践している議会の事例から、これを機に知見を共有することが重要だと思います。

      「設ける必要性について検討されていない」(岐阜県)「車いす利用者について想定していなかった」(北九州市)など、そもそも対応が必要な議員がいなかったゆえに考えてこなかったという声が見られますが、「議場入り口近くの議席のいすを撤去し、そのまま車いす用にしている」「職員による座席の移動や簡易な取り外し作業で対応可能」など、実は簡易・迅速に実践可能な可能性も高いと思います。

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      トップアスリートとしての競争にしのぎを削る競技生活では、否が応でもプレッシャーにさらされます。それ自体は障害のあるアスリートもないアスリートも同じです。しかし、パラアスリートの場合、「障害を乗り越える」といった美談の象徴としての周囲のレッテルが付いて回る分、そのプレッシャーは複雑です。競技者として能力を伸ばして戦うアスリートである人が、日常生活では困難があったり、支援やケアを必要とする、ということは、当たり前に並存します。自分の期待するストーリーを押し付けるのではなく、パラアスリートにも、私たちにもそれぞれに「人間」としての多様な側面があるという前提からスタートする。パラリンピックが近づいてくるからこそ、そういった冷静なまなざしを忘れないでいたいと思います。

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      この方がADHD診断を受けた時代には、今ほど専門的な支援(児童発達支援や就労支援)へのアクセスが豊富でなかったこと、特例子会社での就労に、なかなかキャリアアップの展望が見えないこと。ご本人が「誰も悪くない。ぶつけどころのわからない、このやるせなさ」と語るように、ご本人はその時その時頑張ってきたのに、貧困を脱出するチャンスがほとんどないという社会構造。それでも誰かを恨むことなく、次のチャンスに向けて資格取得に励む。希望を失わず歩き続けるリョウジさんの姿に胸を打たれます。

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      パラリンピックの「超人化」を巡っては大きく3つの課題があると思います。1つは同じパラスポーツの中でも競技や障害種別による格差があること。お金や技術が集まり超人化が進みやすい競技とそうでない競技があるでしょう。もう1つは、競争の高度化・苛烈化によるトップアスリートへのプレッシャー。すでにオリンピアンをはじめとする障害のないアスリートたちのメンタルヘルス問題が指摘されています。3つ目は、超人化の進展により能力主義が進み、自分が排除されるのではないかという障害当事者の不安です。本来テクノロジーは、ハイレベル競技に挑むトップアスリートだけでなく、障害のある人たちの健康維持やリハビリ、社会参加などより広い目的でのスポーツの裾野拡大にも利用されるべきでしょう。トップレベルでの「超人化」自体は避けられないかもしれませんが、技術の一般普及や、能力主義が人間の価値を図る物差しとならぬようなケアが重要です。

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      自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断は、行動や対人関係上の特性、凸凹の強さと、「障害」と言えるほどの社会生活上の支障が出ているかの両面から、診断基準に基づき医師が判断します。いわゆる「グレーゾーン」と言われる人たちは、本記事が指摘するように、専門性が十分でない医師が実際には困っているのに見落としてしまうケース、特性は強いけど本人の工夫や環境調整でなんとか適応できているケースなどさまざまです。医師の診断上の問題は本記事の通りですが、「グレーゾーン」=困っていない、ということではありません。診断域がグレーゾーンかはひとつの判断材料に過ぎません。本人が何に困っているか、どういう配慮や支援を必要としているかを"具体的に"把握し、相互理解のもと、職場や家庭、福祉施設等で、本人も周囲も生きやすくなるような支援を追求することが大切です。

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      まずはゆっくり、お休みになってほしい、と切に願います。たった一人で活動されてきた夜回り先生に限らず、「支援者のバーンアウト」は教育・福祉・医療領域での無視できない重要課題です。どんなに想いと実力のある支援者でも、無尽蔵に働ける超人はいません。一人で抱え込むのではなくチームで支援に当たる、医療やカウンセリングへのアクセスなど、困っている人たちに継続的に支援を届けるためにも「支援者の支援」ができる体制を構築することが大切です。夜回り先生は、夜の街の少年少女を支援する、夜回り活動の先駆者であったと思います。長年のご活動に心からの敬意を表すとともに、同じく支援に当たる人たちは、どうか自分自身のケアの時間を大切にしてほしいと願います。

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      18歳以下の自殺者数が年間で最多となるのが9月1日、つまり夏休み明けのタイミングです。この記事の中川翔子さんはじめ、かつて不登校やいじめを経験した方が、今しんどい思いをしている子どもたちへのメッセージを8月後半にかけてさまざまなメディアで発信されています。今年は新たに、身近にある居場所や相談場所をウェブ上で知らせる「#学校ムリでもここあるよ」というキャンペーンもはじまりました。検索することで全国170ヶ所以上の子ども向けの居場所情報を見つけることができます。こうしたメッセージや居場所が広がり、必要としている子どもたちに届くことを願います。保護者の方々も、子どもの様子が気になるときは、子ども本人の話を聞いてみたり、スクールカウンセラーや児童相談所、ソーシャルワーカーなどの社会資源に相談してみてください。

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      大切な人との死別による喪失経験を支える「グリーフケア」の活動。悲しみを、無理に乗り越えたり克服したりしようとするのではなく、同じ経験を持つ仲間で集まり、ゆっくり語らい、悲しみを分かち合う。グリーフケアの活動を行っている団体は、ニュースで紹介されているエミナルさんの他に、一般社団法人リブオンという団体もあります。必要としている人に、グリーフケアの存在が届きますように…。

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      ただやみくもに・おおげさに褒めるのではなく、「いま難なくできていることをどんどん言ってあげる」。子ども自身が自覚していない良いところを具体的にフィードバックすることで、子どもに自信がつき、もっとやろう!という気持ちになります。応用行動分析の用語で「正の強化」といいますが、素敵な関わり方ですね。

      「自分がイラッとしてしまうということは、そこに自分の中にもある弱さを見いだしているはずなんです。」というコメントも興味深いです。子どもと対応な目線でかかわるからこそ、自分がいつも「教える側」なんだと思い込むことなく、子どもからのフィードバックを、自分自身の弱さ、課題としても受け止めることができる。教師でなくとも、他者とかかわる上で大切にしたい姿勢ですね。

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