吉田大樹

労働・子育てジャーナリスト 報告 オーサー

結局、短期的な損得勘定に負けしまっていることに気づいていない東京医大。大学の入学試験は学力的な能力を測っているわけだから、学力的に優秀な女性よりも、それよりも学力の劣る「使い勝手」のいい男性を合格させているわけだから、中長期的に東京医科大の質は落ちることになる。

使い勝手のいい人材しかいないということは、上のことを気にしながらへこへこしかできない人材を飼いならすことになるわけだから、多様性が欠如し、意見が硬直化し、結果独裁的な理事長が生まれることになる。文科省の汚職事件でそれが明らかとなった。

もちろん学力だけがすべての能力を測る指標ではないが、男性が一定数を維持することで女性医師が働きやすい環境を作ることに注力しなくなる。もちろん、東京医大だけが頑張ればいい問題ではなく、子育てをする女性医師の背後にいる「夫」の存在を考えれば、実は社会全体が取り組むべき課題なのだと気づくことになる。

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吉田大樹

労働・子育てジャーナリスト

NPO法人グリーンパパプロジェクト代表理事/1977年7月東京生まれ。2003年3月日本大学大学院法学研究科政治学専攻(政治哲学)修了後、「労働安全衛生広報」「労働基準広報」(労働調査会発行)記者。12年7月~14年6月ファザーリング・ジャパン代表。これまで内閣府「子ども・子育て会議」委員、厚生労働省社会保障審議会児童部会「子どもの預かりサービスの在り方に関する専門委員会」委員、厚労省「イクメンプロジェクト推進委員会」委員を歴任。現在、内閣府「地域少子化対策重点推進交付金」審査員、東京都「子供・子育て会議」委員を務める。著書「パパの働き方が社会を変える!」(労働調査会)。3児のシングルファザー

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