米重克洋

JX通信社 代表取締役 報告 オーサー

彼が最期の書と銘打って出した「保守の真髄」に、「自裁死」を仄めかす記述が多くある。ごく一部を掻い摘んで要約すると、自然死は実際のところ「病院死」で、彼はそれを「選びたくないと強く感じている」とする。他にも死生観を批評するなかで最終的に自裁死つまり自殺を選ぶであろうことが繰り返し示唆されており、今回のことはかなり以前から予定されていたように見える。

それに続くあとがきには、家族への礼の言葉のあと、彼の「ある私的な振る舞い」の予定日に衆院総選挙が行われること、雑誌の引き継ぎの仕事があることなどから本書を「自分の目でみる始末となった」とある。もともとは10月に決行するつもりだったのかもしれない。

ただ、彼は結果として救助後病院に搬送されて2時間後死亡確認に至っており、避けたいとしていた「病院死」になったように見える。本人の強い意志とはいえ死も自由ではないことを感じる。ご冥福をお祈りしたい。

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米重克洋

JX通信社 代表取締役

1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。

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