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柳原三佳

ノンフィクション作家・ジャーナリスト

柳原三佳

交通事故、冤罪、死因究明制度等をテーマに執筆。著書に「開成をつくった男、佐野鼎」「私は虐待していない 検証 揺さぶられっ子症候群」「自動車保険の落とし穴」「柴犬マイちゃんへの手紙」「泥だらけのカルテ」「焼かれる前に語れ」「家族のもとへ、あなたを帰す」「交通事故被害者は二度泣かされる」「遺品 あなたを失った代わりに」「死因究明」「裁判官を信じるな」など多数。「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」はNHKで、「示談交渉人裏ファイル」はTBSでドラマ化。書道師範。剣道二段。趣味は料理、バイク、ガーデニング、古道具集め。趣味が高じて自宅に古民家を移築。

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      まさに、”異常”ともいえる、恐ろしい裁判でした。
       
       検察側に協力した小児科医は、脳出血がみられた赤ちゃんの死について「祖母が強く揺さぶったことによる虐待だ」と証言しました。

       一方、弁護側で証言した脳神経外科医らは、小児科医の脳のCT画像の読み方そのものに疑問を投げかけ、揺さぶりによる虐待説を否定。「病気の可能性が大」と訴えました。

       私は高裁からこの裁判を取材してきましたが、証言台に立った医師たちの真っ向から対立する尋問を聞きながら、日本では今大変なことが起こっていると戦慄を覚えました。

       検察はなぜ脳の専門家である脳神経外科医に意見を求めず、小児科医の「意見」だけで祖母を犯人と断定したのか? 

       虐待を疑われて捜査され、無実を訴えながら訴追、親子分離をされている当事者が多数います。本件の小児科医は他の事件にも関わっています。「揺さぶられっ子症候群」に科学的な検証が必要です。

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      短期間に19回もの事故を起こし、3回の免停処分を受けていた運転手。運送会社の運行管理はどうなっていたのでしょう? 
       いや、それ以前に、警察や検察は繰り返し起こっていた事故の原因をどのように判断していたのか、疑問が沸き上がります。
       本当は「居眠り運転」だったにもかかわらず「わき見運転」として軽く処理してきたことはなかったでしょうか?

       実は、日本の交通統計を見ると「居眠り運転」による事故はほとんどカウントされていません。
       立証が難しいという事情があるのも事実ですが、アメリカ等のデータと比較すると異様に少ないのです。そのため、大変危険な「睡眠障害」に対する対策が後手に回ってきました。

       国交省は6月から職業ドライバーに対する睡眠状態のチェックを義務付けることになりました。遅きに失した対策ではありますが、今後、睡眠障害を事前点呼でどこまでチェックできるのか、運用に関心が高まります。

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      この事件、私も取材しています。保釈中の母親とも会い、ご夫婦のお宅にもお邪魔しました。記事も数本執筆しています。
       赤ちゃんが重い障害を負うということは、あってはならないことです。この特集の最後でも、彼女自身が「母親である自分に大きな過失があった」とおっしゃっています。

       しかし、弁護士が述べておられるように「過失(事故)」と「虐待」はしっかりと検証したうえで、区別されなければなりません。

       実は、赤ちゃんを落としたとされている当時2歳半のご長男は、この出来事から1年以上たって、「自閉症スペクトラム」「注意欠陥多動性障害」の合併症と診断されています。非常に動きの激しいお子さんでした。しかし、当時はまだ幼く、医療機関も気づくことができなかったのです。
       本来はもっと早く、この親子に支援の手が差し伸べられるべきだったのではないか……、私はそのあたりから本件を検証するべきだと感じています。

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      家族の中に高齢ドライバーがおられる方にとっては、本当に切実な問題です。

      国は昨年3月、高齢運転者対策を強化し、75歳以上の運転者が信号無視、通行区分違反、一時不停止など、認知機能が低下したときに起こしやすい違反行為をしたとき『臨時認知機能検査』を行うことを新たに定めました。今回事故を起こした運転者も最近は小さな事故をたびたび起こしていたとのことですが、たとえ物損事故であっても家族が積極的に申告し、こうした検査を促すことが必要かもしれません。

      「ハインリッヒの法則」を思い出してください。ひとつの重大事故の背後には29の軽微な事故が存在し、その背景には300の異常が存在すると言われています。免許更新後でもクルマをこすったりぶつけたり、これまでにはなかった異常が見られたら要注意です。国には高齢者の免許更新時に、家族へのヒアリングや同意書をとるといった制度の組み入れも検討してほしいものです。

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      年明け早々、始業式の朝に大変痛ましい事故が発生してしまいました。昨年の交通事故による死者数は3694人。昭和23年から警察庁がとり続けてきた統計上では最少となりました。1万6000人を超えていた昭和40年代から見ればかなり改善されたと言えるでしょう。
       しかし、高齢ドライバーの死者数の構成率は全事故の54%、死亡事故の第一当事者(加害者)となった割合も全体の約3割に上っており、現在、警察庁や公安委員会はもっとも問題視しています。
       今回事故を起こした85歳のドライバーの体調は? 運転適性は? また、免許更新時の認知症検査の結果などはどうだったのか? 通勤や通学の時間帯に、生活道路を走行することに、本人や家族は危険性を感じなかったのか? 様々な角度からの検証が必要です。
       大きく破損した自転車の映像を見て、本当に恐ろしさを感じます。なんとか防ぐことはできなかったのでしょうか……。

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      記事を読んだとき、「運転中の急病」による死亡事故はもっと多いのではないか? そんな疑問がわきました。 

      5年間で196人ということは、平均すると1年間で39人。果たしてこの数字は正しいのでしょうか? 

      私はヤフーニュース個人で、

      『<交通事故>あなたの地域は大丈夫!?  都道府県別の解剖件数を一挙公開』(2017年8月28日)

      という記事を執筆し、交通事故における各都道府県別の解剖件数を紹介しました。中には年間の解剖件数がゼロという県もありました。

      「解剖しなければ、本当の死因はわからない」

      医師たちからこうした指摘が上がる中、国交省はどのような根拠で「急病」と判断できたのか? 

      高齢ドライバーも増えています。交通事故死者の解剖率が上がれば、また別の真実が浮き上がってくるかもしれません。

      科学的な検査によって、原因を探る必要があると思います。

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      一般道をかなりのスピードで走り抜ける白い車、そのすぐ手前を、歩行者が歩いているのが見えます。この映像を見て私がまず感じたのは「この歩行者がよく無事でいられた…」ということです。車が衝突したのは偶然にも電柱でしたが、もしこれが「人」や「他車」だったら、いったいどうなっていたでしょう。犠牲になった赤ちゃんは本当に気の毒です。しかし、この事故で第三者を巻き込まなかったことだけは、ある意味幸運な奇跡でした。この夫婦のやったことは「最悪、不特定多数の人の命を奪ってもいいや」という前提で行われた、極めて悪質な行為なのです。一度目は運転代行を利用していたというのに、お酒の力はこのときにはあったはずの判断力を消し去り、家族の中に被害者、加害者、遺族を生み出すという過酷な結果となりました。なぜ、40分待てなかったのか? もう、使い道のなくなったチャイルドシートとぬいぐるみが、あまりに悲しすぎます。

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      痛ましい事故が、また発生してしまいました。目の前で我が子を失う母親の苦しみ、想像するだけで苦しくなります。信号機はなくても、横断歩道は歩行者にとって安全地帯であるはずです。なのに、なぜ車は最徐行、もしくは停止してなかったのでしょうか? 交通弱者に対する思いやりが欠如しています。さらに納得できないのは、被害者を救護せず逃げるという行為です。事故自体は起こそうと思って起こしたものではないでしょう、しかし、事故の瞬間を境に、そのドライバーの行為は、被害者を見殺しにしてでも自分を守ろうという意識行為、つまり、故意ということになります。早く犯人が逮捕されること、そして犯人が「人だとは思わなかった」といった供述をしないことを祈ります。『ひき逃げ』という行為自体は、「事故」とは言いません。たとえ何をひいたか分からなくとも、運転中に大きな衝撃を感じたら、止まって確認すべきなのです。

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      東名高速で起こった妨害運転による死傷事故のニュースが大きく報じられる中、また同じような事故が発生しました。10月13日、私は<Yahoo!ニュース個人>で、『多発する”逆上型”交通トラブル どう対応すればよいか』という記事を執筆しました。その中で、万一道路上でトラブルになっても、1)相手にならない 2)車外へ出ない 3)追い越し車線ではなく路肩に止まる といった対応策を執筆したばかりでした。夜、追い越し車線上で二人もはねてしまった後続車は大変気の毒な気がしますが、ここで起こった『交通事故』の第一当事者(加害者)は、あくまでもこの後続車です。死亡事故にならなかったことは幸いでしたが、こうした事故の報道を目にするたびに、危険な場所で、後続車に危険を知らせることなく車を停止させる行為自体に対して、もっと厳しく罰することはできないものかと考えてしまいます。後続車がバイクなら、死の危険もあるのです。