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矢萩邦彦

実践教育ジャーナリスト/知窓学舎・スタディオアフタモード代表

矢萩邦彦

1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場でパラレルキャリア×プレイングマネージャとしてのキャリアを積み、一つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究するアルスコンビネーター。一万五千人を超える直接指導経験を活かし「受験×探究」をコンセプトにした学習塾『知窓学舎』を運営、教育ジャーナリスト・教育カウンセラーとしても活動。代表取締役を務める株式会社スタディオアフタモードではメディア事業に従事、主宰する教養の未来研究所では「教養とキャリア編集」「遊びと学び」研究を軸に、研修・コンサルティング・監修顧問を手がける。●ご依頼等はこちらまで:yahagi(at)aftermode.com

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      地域差や学校による差はあるものの、「学校がつまらない」と考えている小中学生は相当数います。彼らと具体的にどこが詰まらないのかを掘り下げて行くと、教員・同窓生・先輩後輩との「コミュニケーション」の問題に行き着くことが大半です。「授業がつまらない」という意見も聞きますが、それも掘り下げると、授業の質よりも教員とコミュニケーションが取れていないことの方が大きな原因になっているようです。

      また、この数年の傾向として「学校にそれほど嫌なところはないが、行きたいと思う理由もない」という意見も増えており、そのような生徒ほどスマホをずっと触っているという保護者からの相談も増えています。

      スマホだけが原因ではないですが、惰性でゲームを続けてしまい、他のことをやる切っ掛けやモチベーションを失っているようなケースも多く、学校や集団生活に対する意識やコミュニケーションに少なからず影響があると考えられます。

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      ママ会での「言動」に子どもが合わせられてしまうというケースは、種類は違えど私立にも公立にも少なからずあります。代表的なものは「○○さんちは中学受験をするらしい」という理由で中学受験をしたりというのはあまりにも多いパターンで、本人の性格や意志・相性とは関係のないところで、塾や参考書や進学先が絞られてしまいがちです。そのような環境に長時間いることで、子どもの性格にも少しずつ影響が出ます。適合して行ってしまう子もいれば、反発する子も、病んでしまう子もいます。

      まだ自立をしていない子どもに対して、保護者の意志が反映するのは当然なのですが、偏らない多様な情報と、本当にそれがこれからの時代に、その子にとって幸せなのかどうか一考する余裕が欲しいところです。

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      電車通学をする学生にとっても、これらは大きな問題です。私立の場合、学校指定の鞄が満員電車などに不向きなデザインであったり、身体の大きさと合っていないために、迷惑行為と捉えられて乗り合わせたサラリーマンなどに怒鳴られるという経験をしている中高生も少なからずいます。当然、マナーを含めた学校側の配慮も必要ですが、必要以上に迷惑そうな態度をとる人がいることで、車内の空気が悪くなっているようなシーンもあります。

      迷惑行為自体への注意喚起はもちろんですが、迷惑行為に対する呼びかけ方法や注意の仕方なども指針をつくることで改善する可能性があるのではないでしょうか。電車での出来事が原因で不登校になる生徒もいます。少しでも、そういうケースが減るように、試行錯誤していくことが望まれます。

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      共働き故に低学年のうちから「中学受験」のための塾に通わせるという家庭も目に付きます。理由は、補習を中心とした学習塾よりも「授業時間が長いから」というものです。実際に受験をするかどうかは本人の意志で決めさせてあげたいところですが、その決定権がないままに長時間の予備校に通わされ、にもかかわらず偏差値で判断されたり、授業がない時間も塾での自習を強要されている生徒もいます。

      子どもの居場所問題は年々深刻化しているように感じます。少数のママ友情報や受験情報誌などを元にした近視眼的な選択ではなく、その子どもに合った選択肢を探していく活動をする保護者が増えることが望まれます。

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      小中学生へのYouTuberの影響は看過できません。多くの学校教育現場でクリティカルに考えることがなおざりにされていますが、この動画にある「本当に冗談抜きで、見た後絶対、この投資やると思う! 絶対、俺自信あるんで」というような何の客観性も論理性もない発言に対して、違和感を覚えないで受け流してしまう小中学生は年々増加しているように感じます。

      「主体的・対話的で深い学び」はもちろん大切ですが、文科省が言うように「生きる力」を養うための教育改革だというのなら、家庭や民間の教育機関も協力して、本質的な国語教育や、メディアリテラシー、しっかり考えることに焦点を当てる学習環境づくりにも注力することが望まれます。

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      教育においても、学校・塾・家庭それぞれで切れる大人は増えています。こちらの背景としては、従来の適合型価値観を持つ大人と、急激に増えてきた創造型価値観を持つ世代との対立があります。その中で、新指導要領に「主体的・対話的で深い学び」という方針が採用されたことで、従来型の保護者や教育関係者が不安や葛藤を抱えていることも、原因なのではないかと考えられます。

      学校での問題も今に始まったことではないですが、何に対して切れるのかという対象や理由が少しずつ変化しているように見えます。変化しにくい構造の問題はありますが、1人1人が変化する時代をしっかりと主体的に見つめて、自分の価値観を生徒に押しつけずにアップデートしていき、教育機関自体が学習する組織であるように変化することが求められます。

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      聴覚過敏で悩む生徒は教育現場にもいます。音が気になってすぐに気が散ってしまい、授業にも集中できません。聴覚同様に、目に見えるものが気になってしまって集中できないというケースもあります。そういう「スペシャルニーズ」に応えるために「防音教室」や「何もない白い教室」などを用意している通信制高校なども存在しますが、まだまだ一般的ではなく、保護者や教師からも「やる気の問題」だと思われてしまっている場合も少なくありません。このようなマークから社会の認知が進むことで、より多様な解決策の登場を期待します。

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      僕自身が不登校経験があり、現在も不登校の生徒たちと関わる機会が多いのですが、不登校でも活動的にうまくやっている生徒の特徴として「自己肯定感が低くない」ということがあげられると思います。そういう生徒はご家庭が不登校であるということを特にネガティブに受け取っていません。

      逆に自己肯定感が低くなる原因は、同居しているご家族の誰かが「不登校は恥ずかしい」「本当は学校へ行って欲しい」ということを言動で示してしまっている場合が大半です。そもそも家にいる時間が長いのですから、そういう環境の中で、別の方法を模索してなかなかうまくいきません。まずは、(その)学校という環境に合わなかったことを普通に受け入れて、フラットに別の環境や学びの方法を提案する家族の理解や、「そもそも学校へ行くこと自体が目的では無い」というような水平思考をしていく態度が大切だと感じます。

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      実際、教科書の大判化やカラー化が進んだ影響で、かなり重くなってきています。私立の小学校などでは、通学時間も長いので生徒への負担は計り知れません。何を持って帰る必要があるのかをしっかり自分で判断できるような教育をすることにも意義があります。リスクや効果を一面だけから見ずに、現場での柔軟かつ多角的な臨機応変な対応が求められます。

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      マニュアルではなく、臨機応変に判断をすることは今後求められていく力だと言われていますが、教育の現場では「言われていないことをやるリスク」を感じている生徒が大半を占めます。

      学校という構造の中で定量的に評価をされていれば当然そうなっていくのですが、社会の要請とは少しずつずれが生じて生きているように感じます。思考力や判断力にフォーカスする21世紀型教育が、真に倫理的に行動できる人を育てられるように学校という構造を見直して、アップデートしていくことが望まれます。

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