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碓井真史

新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)/スクールカウンセラー

碓井真史

東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。HP『こころの散歩道』。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「とくダネ!」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』など。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      ウイルス感染に心は関係ない。「帰りたくて帰ったわけじゃない」人も、「帰りたくて帰った」人も、同じ行動を取れば感染の危険性は同じように高まる。

      実家が地方だろうと、歳が若かろうと、首相や知事の要請には従うべきであり、慌てて帰省する行動は戒められていた。

      もちろん、不安な気持ちには共感できる。だが共感はできても、行動は支持できない。しかし、個人を責めるだけでは問題は解決しない。不安を抱える人を支援しなくてはならない。

      一方、寮が閉鎖されて帰省するのは、仕方がない。帰省を「余儀なくされた」わけである。このように移動しなくてはならない人がいるのだから、そうではない人の自制力が求められている。そうして、トータルで、社会全体で人の移動を減らしたい。

      いずれにせよ、本来なら大学からの支援が欲しかった。だが大学もコロナ対応で忙殺されており、余裕はない。しかし、ここが私たちみんなの力の見せ所だ。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      報道では「米疾病対策センター(CDC)が人々に対し何らかの方法で顔を覆うよう要請~医療用マスクについては医療従事者が利用できるように入手を控えるよう」とあります。

      日本の厚労省も、「現在、予防用にマスクを買われている方が多いですが、感染症の拡大の効果的な予防には、風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要」と述べています。

      マスクは、まず病院や、症状のある人、その他本当に必要性の高いところから順にというのが、CDC、WHO、厚労省の考えでしょう。

      症状のない優先順位の低い人たちが、必要性の高い人々からマスクを奪ってはいけません。

      しかし以前にもまして、学校や職場など様々な場所で、「みんなでマスク」が広がっています。その状況での、今回の戒めなのでしょう。

      顔を覆いたければバンダナでも手作りでも。そして、その人を責めないで。高性能マスクは、必要性の高い人から優先で。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      買い占めを含め、パニック的な行動を防がなくてはなりません。まず、「きっかけ」を防ぐことが重要です。商品をできるだけ大量に陳列したうえで、最初に大量買いをを始める人を防ぎます。そのための、素早い監視とルール作りが必要です。

      ただし、強すぎる規制が、かえって品不足感を強めてしまったり、反発心を生んでしまうと逆効果です。できるならば、社会的な雰囲気を土台として、協力要請の形で効果を上げられると良いと思います。

      ギスギスした雰囲気の中で力づくの制止が行われるのではなく、穏やかな店内アナウンスの中で、分け合える社会的雰囲気です。

      大量買いを戒めるような雰囲気、そして分け合う行動を良しとする雰囲気です。「トイレをきれいに使ってくれてありがとう」の張り紙のように。

      報道も重要です。「買い占めが起きる、起きる」という報道や、パニック的買い占めを強調するような報道は、あらたなパニックを生むでしょう。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      命令や強制力の少ない日本の緊急事態宣言では、人々の心や自主的行動を変えることが必要だ。

      そのために必要なことは

      1政治家や専門家からのわかりやすく、伝わりやすいメッセージ(適切なリスクコミュニケーション)。

      2有名人など、社会的影響力のある人々の適切な言動。

      3社長、教師、親など、会社、学校、家庭内でのリーダー的存在の適切な言動によって、相互協力体制を維持する。

      4各個人が無理強いされていると感じずに、自ら決めて行動していると感じられること。

      5多数の人が適切な行動をとり、感染を広げるような行為は悪いことだという雰囲気を作ること。

      6感染を広めるような社会的迷惑行為を罰する態度だけでなく、より良い行動への感謝の雰囲気を作る(「いつもトイレをきれいに使っていただき、ありがとうございます」の張り紙のように)。

      7この騒動は永遠に続くわけではないという希望を、共有すること。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      危機的状況では、政治家や専門家と一般市民との間の、適切なリスクコミュニケーションが必要です。正しい言葉にこだわるよりも、伝わる言葉を使うことが大切です。

      小池都知事は上品でいらっしゃいますが、表現が次第にストレートになってきていると感じます。今は、おしゃれな言葉やレトリックよりも、思いを込めた真っすぐな言葉の方が、伝わるでしょう。

      「命に関わる」。知事が簡単に使う言葉ではありません。

      命に関わると言っても、外出した人がすぐに死ぬわけではありません。痛いわけでもありません。だから切迫感が持ちにくいのです。科学は、一人の人が死ぬかどうかを明確に予測はできません。

      しかし、統計的に感染の爆発的拡大を防ぐ方法は分かっています。今は外出を控え、できるだけ密集を避けることです。世界が驚くほどの日本人の自制力を、さらに示していきたいと思います。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      北海道新聞の報道によると、死因は循環器不全。62歳でした。心よりお悔やみを申し上げます。

      全国に先駆けての学校休校。どれほど多くのご心労があったことかと存じます。

      人は、危機的状況では頑張れます。火事場の馬鹿力などと呼ばれる人間の力です。災害後に躁状態になる人もいます。家族の葬儀の準備の時に、疲れを感じず、空腹にも眠くもならず、落ち込みもせず頑張れることもあります。

      けれども、スーパーマンになったわけではありません。心と体の疲れはたまります。ひと段落ついたところで、一気に心身の調子を崩すこともあります。鬱になったり、PTSDになったり、そうでなくとも、どっと疲れが出て免疫力が下がるのが普通です。

      私たちは、現場で頑張っている人を守らなくてはなりません。末端の職員も、トップのことも、支援していくことが大切です。「疲れていない」と言っている人も、時には休ませる必要があるのです。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      厚労省は、現在もマスクは「風邪や感染症の疑いのある人たちに使ってもらうことが何よりも重要」としています。

      無症状の人のマスクによる予防効果は薄く、誤った使い方をすると危険という専門家の判断も変わらないでしょう。ただし、最近になって、予防効果の可能性を示す研究報道や、この記事にあるアメリカの判断、WHOの広範なマスク利用の効用示唆(4/4)も出ています。

      ただし、あくまでも可能性や示唆です。これらの報道で、マスクのパニック買いを悪化させてはいけません。

      WHOもアメリカの疾病対策センター(CDC)も、やはり手洗いや距離をとることが大事としており、その上で、マスクや「他の手段」「何らかの方法」で口を防ぐことも良いとしています。さらに、医療機関にマスクをまわす重要性も述べています。

      優先順位の高いところからマスクを行きわたらせましょう。最新情報よりもむしろ、正しい情報を集めましょう。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      命は大切です。感染の爆発的拡大も防がなくてはなりません。

      その上で、コロナに限らず私たちはいつも「板挟み」です。地域によって休校のところもあり、学校が始まるところもあります(当地新潟でも小中高は始まります)。

      同じ町でも、公立と私立で学校再開判断に違いのあるところもあります。

      子供の死亡事故を減らしたければ、自転車に乗せず、山にも海にも行かせず、川辺のBBQもやめた方が良いでしょう。でも、私たちは子供と共に様々な活動をします。

      季節性のインフルエンザで亡くなる子供もいるのですが、私たちは冬でも学校や園に子供を行かせてきました。

      大切なのは、総合的に考えて、どうすることがより良いのかということです。

      今回の非常時に専門家の意見も分かれます。正解はわかりません。再開も休校続行も、それぞれの様々なリスクがあります。

      混乱する現場を支え、戸惑う家庭を支援していかなくてはなりません。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      見出しの通りならば、県警の在り方が問われるだろう。

      さて、何であれストーカー被害をふさがなくてはならない。ストーカー規制法ができたとはいえ、対策はまだ不十分であり、警察もまだ慣れていない。

      見知らぬ人からのストーカー行為であれば、警察官による一喝で解決することも多い。だが、今回のような知人や、ましてや交際があった場合などは、複雑さは増す。

      ストーカー犯罪は、警察が普段扱っている犯罪とは異なり、非常に歪んでるとはいえ、動機は「愛」だからだ。

      警察であれ他の組織であれ、処罰に加えて、本人を納得させられるようなカウンセリング的対応が効果的と言われている。

      ストーカーたちは、自分の愛が報われて当然と思い込み、他の女性との交際など考えられず、この女性と交際できるかどうかが全てと思い込む。

      この女性と交際できなくても、互いに幸せになれると納得してもらうことが、将来的な防犯につながっていく。

    • 碓井真史

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      人の命は重い。全ての人の命は重い。

      その重い命を奪った人の罪は、とてつもなく重い。日本には死刑もある。

      私たちは誰が誰の命を軽んじても、その主張を認めない。「あんなイヤなやつは死んでも良い」も「こんなダメな自分は死んだ方が良い」も否定する。

      本人が言っているのだからそれで良いとは、考えない。私たちは人の命を傷つけようとする人を止めるし、自分の命を傷つけようとする人も止める。

      控訴も含め、人は自分のことは自分で決めることができる。しかし、たとえば心のバランスを崩し、やけ、いじけ、むきになり、「オレなんか死んだ方が良い」と言って、治療を拒否したり、裁判を拒否するような人を、私たちは説得しようとする。

      誰の命も重い。だから、死刑判決など命を左右する決定については、私たちは多くの金と時間をかけてきた。それは、命の重さを社会に示すために必要なことだ。

      命を軽んじる風潮を広げてはいけない。

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