田中めぐみ

米環境・社会問題研究者 報告 オーサー

不安を感じている方が多いようですので、補足します。発表された論文によると、採取された体液は眼の内部にある「房水」であり(眼に針を刺して採取)、涙や結膜、眼の周囲の血液からはウィルスは検出されていないとのこと。また、房水にウィルスが検出された理由は、眼が持っている「免疫特権(Immune Privilege):視力を温存するために炎症が自動制御される性質」によるものではないかとされています。NYタイムズの解説によると、この性質により眼の内部で免疫が抑制されウィルスが再生したと考えられ、治癒後も精液内にウィルスが残っているのと同様の仕組みとのこと。論文では、他の免疫特権区域(中枢神経、生殖腺、関節軟骨等)も調査すべきとしています。必要以上に怖がらず、正しい知識を持つことが大切でしょう。ちなみに、クロージャー医師は、患者の気持ちが分かるからと診察のため眼科医と共に先月リベリア入りしたそうです。

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田中めぐみ

米環境・社会問題研究者

米ニューヨーク在住、米環境・ソーシャルビジネス・政策のリサーチ・コンサルタント。ハーバード大学エグゼクティブエデュケーション サステナビリティリーダーシップ修了。慶應義塾大学商学部卒業後、経営コンサルティング会社アクセンチュア勤務を経て渡米。ニューヨーク州立ファッション工科大学卒業後、02年米国にて起業。当初米小売・ファッション市場の調査・コンサルティングを行うが、社会課題解決の必要性に目覚め、以来持続可能な社会の実現に向けて取り組む。著書『サスティナブルシティ ニューヨーク』『グリーンファッション入門』(繊研新聞社)、共著書『エコデザイン』(東京大学出版会)、訳書『ターゲット』(商業界)。

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