田中宝紀

NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部責任者 報告 オーサー

現在日本で暮している外国籍の子どもたち(18歳未満)は28万人。多くの保護者が日本語や制度、文化の壁に直面しながら子どもを育てています。少子高齢化が進む日本社会が海外からの若い力を借りようとする以上、在留外国人283万人の6割以上を占める20代~40代の子育て世代が安心して子どもを育てられる体制の整備は欠かせません。
記事中の王さんのように日本語が堪能であっても子育てには悩むもの。言葉や制度の壁に阻まれ苦しい思いをしている外国人保護者も少なくありません。
現行の子育て支援や関連サービスの多くは「日本語がわかる日本人」を主たるターゲットとして提供されており、せっかくサポートの仕組みがあってもその情報が届かない場合もあります。日本にはすでに多様なニーズを抱える保護者が子育てを行っているという前提を社会全体が共有し、共に日本社会で生きる子どもたちの成長を支えあって行けるような環境作りが重要です。

田中宝紀

NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部責任者

1979年東京都生まれ。16才で単身フィリピンのハイスクールに留学。 フィリピンの子ども支援NGOを経て、2010年より現職。「多様性が豊かさとなる未来」を目指して、海外にルーツを持つ子どもたちの専門的日本語教育を支援する『YSCグローバル・スクール』を運営する他、日本語を母語としない若者の自立就労支援に取り組む。 現在までに35カ国、750名を超える子ども・若者を支援。日本語や文化の壁、いじめ、貧困などこうした子どもや若者が直面する課題を社会化するために、積極的な情報発信を行っている。2019年度、文科省「外国人児童生徒等の教育の充実に関する有識者会議」委員。

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