瀧澤信秋

ホテル評論家 報告 オーサー

ホテルと宿泊客の宿泊契約にも当然に債務不履行責任や不法行為責任などが生じます。ホテル側でいえば、宿泊客の荷物に関して盗難や毀損といった被害に遭わないよう配慮すべき善管注意義務(一般的・客観的に要求される程度の注意をしなければならない注意義務)があります。

法律的な話はさておき、以前「中身の残ったペットボトルがゴミの場合は中身を捨てていただけると助かる」といった客室清掃担当者のSNS発信が話題になりました。中身が残っている以上、勝手に処分できないといった内容でした。このように「ゴミか否かわからないものは捨てない」というのは宿泊業の基本中の基本といえます。ましてや宿泊客の荷物を無断で開けないというのは宿泊業云々以前の問題でしょう。

さらに今回の件で気になるのがホテル側の対応です。ことさらホテルでは“ヒューマン力”が重視されます。業界の信用失墜にもなりかねないこの対応は憂慮すべきものです。

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瀧澤信秋

ホテル評論家

1971年生まれ。一般社団法人日本旅行作家協会正会員、財団法人宿泊施設活性化機構理事、一般社団法人宿泊施設関連協会アドバイザリーボード。ホテル評論の第一人者としてゲスト目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。人気バラエティ番組から報道番組のコメンテーター、新聞、雑誌など利用者目線のわかりやすい解説とメディアからの信頼も厚い。評論対象はラグジュアリー、ビジネス、カプセル、レジャー等の各ホテルから旅館、民泊など宿泊施設全般、多業態に渡る。著書に「ホテルに騙されるな」(光文社新書)「最強のホテル100」(イーストプレス)「辛口評論家 星野リゾートに泊まってみた」(光文社新書)など。

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