竹村俊彦

九州大学応用力学研究所 主幹教授 報告 オーサー

ヨウ化銀は、すでにある程度発達した雲の中に散布するというのが前提条件です。これにより、雲粒の成長を促進させて雨粒へ成長させやすくするという効果が見込めます。したがって、もしこの記事の写真の状況でヨウ化銀を散布しても、雲がないので意味がありません。また、そもそも、現在の技術で人工降雨を期待できる範囲は、深刻な大気汚染の範囲よりもはるかに小さいです。人工降雨は、例えば水源を狙って雨を降らせるといった可能性があるというものです。

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竹村俊彦

九州大学応用力学研究所 主幹教授

1974年生まれ。2001年に東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。2001年から九州大学応用力学研究所助手。2006年から同研究所准教授。2014年から現職。専門はコンピュータを使った大気中の微粒子(エアロゾル)により引き起こされる気候変動・大気汚染の数値シミュレーション。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書主執筆者(Lead Author)。SPRINTARS PM2.5・黄砂予測を運用。Highly Cited Researcher(高被引用論文著者)に選出中(6年連続)。2018年度日本学士院学術奨励賞・日本学術振興会賞。

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