竹村俊彦

九州大学応用力学研究所 教授 報告 オーサー

昨日12日から今日13日にかけて、西日本の多くの気象台で黄砂を観測しています。専門的な測器を使った観測によると、確かに黄砂は少し飛来してきているようですが、今回の大気の霞みの主な要因は、PM2.5であると考えられます。PM2.5については気象庁は管轄外なので観測していない一方、黄砂のみ目視で観測して公表するので、ニュースでは黄砂のみが話題になります。これにより、情報の受け手としては、黄砂のみの偏った情報を受け取ることになり、黄砂だけが飛来していると誤解するのではないでしょうか。黄砂とPM2.5とでは、健康影響が異なってくるので、この問題は重要です。
黄砂の観測に関する問題点は、私のYahoo!個人の記事ページで詳しく解説しています。

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竹村俊彦

九州大学応用力学研究所 教授

1974年生まれ。2001年に東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。2001年から九州大学応用力学研究所助手。2004~2005年にアメリカ航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターに客員研究員として滞在。2006年から九州大学応用力学研究所准教授。2014年から現職。専門はコンピュータを使った大気中の微粒子(エアロゾル粒子)による気候変動の数値シミュレーション。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書主執筆者(Lead Author)。SPRINTARS PM2.5・黄砂予測を運用。Highly Cited Researcher(高被引用論文著者)に選出。

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