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清水英斗

サッカーライター

清水英斗

1979年12月1日生まれ、岐阜県下呂市出身。プレーヤー目線で試合を切り取るサッカーライター。新著『サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点』『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』。既刊は「サッカーDF&GK練習メニュー100」「居酒屋サッカー論」など。現在も週に1回はボールを蹴っており、海外取材に出かけた際には現地の人たちとサッカーを通じて触れ合うのが最大の楽しみとなっている。

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    • 清水英斗

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      タジキスタンとは、2011年にザックジャパンがワールドカップ3次予選で戦って以来の再戦でした。当時はシリアの失格処分により、タジキスタンが繰り上げ突破し、突如として日本と戦うことになった試合でした。日本が8-0、4-0で大勝しています。

      今回は3-0。選手が育ち、戦術もしっかりと準備されたタジキスタンは、より手強い相手に成長していました。日本にとっても良い経験になったと思います。

      来月はキルギス戦。ここで2次予選は一巡します。日本は4連勝すれば、残る試合にかなり余裕が出てきます。来年はメンバーを大きく入れ替えたり、東京五輪を見据えてオーバーエイジを招集外としてクラブに配慮するなど、さまざまな編成の戦略が可能になるでしょう。
      キルギス戦でしっかりと折り返したいところです。

    • 清水英斗

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      ブラジルはDFやGKのカバー範囲が広いので、日本が裏のスペースをねらっても素早く防がれ、簡単にはペナルティーエリアを攻略することは出来ませんでした。やはりワールドクラスの相手は、ゴール前の守備が堅いです。

      しかし、それならばと、日本はエリア外からのミドルシュートで3点を取った。一つ壁を越えたというか、これは今後においても大きな自信になると思います。

      ミドルシュートはA代表でも、中島翔哉選手など遠めから叩き込める選手が活躍していますし、また、シュート力だけでなく、スピードや高さ、球際の1対1など、日本代表の個の能力は、確実にスケールアップしています。それを実感するような試合でした。

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    • 清水英斗

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      Jリーグでも湘南の曺貴裁元監督のパワハラ問題が取り沙汰されました。
      基本的にはこうした事例は個別に考えるべきで、Jリーグが調査を依頼した担当弁護士も、言動のみならず、経緯や文脈、当事者の関係性、対象者の感情を踏まえた上でパワーハラスメントと判断した、と報告しています。

      実際、曺監督の言動をパワハラとは思わず、好意的に受け止めた人もいるので、そうした個別の背景を踏まえて判断しなければならないのでしょう。

      しかし、この出水中央サッカー部監督の件は全く種類が違います。これは周囲の受け止め方など変わらない。明らかな暴行であり、経緯、文脈にかかわらず許されません。しっかりと謝罪しているのなら、復帰の道を模索してほしいですが、現状ではこの監督は現場に立つべきではありません。

      「厳しい練習も今後に生きる」と言っていますが、明らかな暴行を指導の文脈で語られることはスポーツ界にとっても迷惑な行為です。

    • 清水英斗

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      次のタジキスタン戦は、2連勝同士の戦いです。ワールドカップ2次予選は首位のみが自動突破を果たすため、この首位決戦が一つの山場です。ここをクリアすれば、今後の2次予選は思い切ってメンバーの入れ替えを行ってもいいと思います。

      タジキスタンは技術的に優れた選手を擁し、割とモダンなサッカーをやります。今回の2次予選では最も手強い相手になるでしょう。

      人工芝で行われるのも課題の一つ。天然芝よりもボールが高く跳ねるなど感覚的な部分もありますが、ひざや足首など関節への負担が大きくなるのも注意点です。
      今回、モンゴル戦で冨安選手が負傷しましたが、次戦は勝利が見えてきたら、省エネを心掛けるくらいの試合に持っていきたいところです。

    • 清水英斗

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      本田はカンボジアでポゼッションスタイルの浸透を目指しており、このイラン戦もアウェーにもかかわらず、序盤から足元でつなぐことを試みました。しかし、そこでミスが出て、焦りも見える中、イランのミドルシュートで早々に失点。
      その後の追加点については防ぐことが出来るものが多かった印象ですが、相手への寄せが甘く、ベストなシュートでなくてもDFやGKの脇を抜けるなど、安い失点を次々と喫しました。「熟れたりんごが木から落ちる」ようでもあり、カンボジアの選手は自信を失った様子でした。サッカーで大量失点を喫する試合は、だいたい同じです。

      ただ、歴史的大敗を喫したとはいえ、相手は近年アジア最強と目されたイランです。この大敗をどう受けとめ、すでにモチベーターとして優秀な本田がどんなメッセージを発し、成長していくのか。真価が問われるところでしょう。

    • 清水英斗

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      プロスポーツの勝利至上主義、成長至上主義に待ったをかける一件になりました。
      サッカーは感情的なスポーツなので、激しい指導やコミュニケーションがあるのは当然です。しかし、その勝負の世界で結果を残すためであっても、「ついて来られない者が悪い」「病む者は切り捨ててもいい」といった弱者切り捨ての行き過ぎた考え方は、社会的に許容されないと明確になりました。もちろん、社会の考え方はスポーツ界の常識の上にくるものです。

      本件を「今の時代だから」と捉える人も少なくないですが、本来は昔であっても許されるべき行為ではありません。今の時代だから許されないのではなく、今の時代だから、弱者側が声を挙げられるようになった。フェアになったと思います。

    • 清水英斗

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      この件、クラブ(湘南)には重い責任があります。パワハラ認定を受ける行為があったにもかかわらず、監督への注意責任を果たさず、見逃してきたからです。

      今は残留争いのいちばん厳しい時期で、目の前の危機を乗り切ることに必死ですが、本来すべき反省は深めなければいけません。

      今後はJリーグと共に、プロスポーツ指導における”業務の適正な範囲”を明確に示す取り組みに尽力する必要があります。監督が迷いなく仕事をするためにも。

      これまで曹監督の指導に世の中が好意的だったこと、あるいは本件の長引く進め方など、湘南にも不満に思う部分は多いと思いますが、「不法行為及び暴行罪になり得る不適切な行為」とまで認定された以上、矢印を自分たちに向け、真摯に改善を図ることが何より大切です。

    • 清水英斗

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      風間監督とフィッカデンティ監督の対称性は、攻撃と守備というより、ボールの有り無しで考えるほうが正確です。

      過去の傾向ではフィッカデンティ監督の練習は、ボールを使わないポジショニングや動きの整備がほとんどでした。これはボールを使う練習を基本とし、技術を全面に押し出してきた、風間監督の方針とは正反対です。

      フィッカデンティ監督は確かな手腕を持っていますが、この方針のギャップは、選手を戸惑わせるリスクになり得ます。チームは生き物なので、Aをやった後にBに取り組んだとき、A+Bではなく、Aを忘れてしまう、ということが起こりがち。

      名古屋はどのように再スタートを切るのか。否定から入るのか、肯定から入るのか。クラブと新監督の姿勢に、ポイントがあると思います。

  • こちらの記事は掲載が終了しています

    • 清水英斗

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      この件には2つの疑問があります。

      1つは、公式発表前に情報がメディアに漏れていること。報道直後、クラブからは「当社が発表したものではございません」と公式リリースが出ていますが、ならば、なぜ、どこから漏れているのか。不健康な状況が想像できます。ファンはクラブから直接発表してもらい、詳細な説明を望んでいるのに、残念です。

      もう1つは、後任候補として守備構築に定評のある監督の名前が挙がっていることです。
      攻撃を重視する風間監督のチームは、守備の問題があり、それを修正したいと考えるのは当然です。しかし、そこに意識が行き過ぎると、今までに積み上げたものを失うリスクもあります。
      左へ行き過ぎたからと、急ハンドルを切り、今度は右へ行き過ぎる。クラブが下手なドライバーになる不安は拭えません。

    • 清水英斗

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      処分に関しては、「VAR担当は寝ていたのかな」という発言が問題視されたと推測できます。その場ではジョークのような話し方をしたと思いますが、活字になると、より冷たい印象で受け取られることは多々あります。槙野選手のサービス精神が、今回は良くない結果を招きました。

      ただ、処分内容について、『出場停止』というやり方が常に正しいのかどうか、個人的には疑問です。

      VARの介入は「明らかな間違い」に対するものと規定されており、正しい判定を探すのが目的ではありません。主審が見た上で主観的に判断し、それが10人中8人くらいが間違いと断言できるシーンでなければ、VARは介入できません。

      槙野選手の発言はこの点を誤解しており、何か対処をするなら、出場停止よりも、ルール研修の再受講のほうが、建設的な対応ではないかと個人的には思います。

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