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重見大介 認証済み

産婦人科専門医 / 公衆衛生学修士 / 医学研究者

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重見大介

産婦人科専門医 、公衆衛生学修士。日本医科大学卒業。「産婦人科 x 公衆衛生」をテーマに、女性の身体的・精神的・社会的な健康を支援する活動を主軸にしている。現在は診療と並行して、遠隔健康医療相談事業(株式会社Kids Public「産婦人科オンライン」代表)、臨床疫学研究(ヘルスケア関連のビッグデータを扱うなど)に従事している。また、企業向けの子宮頸がんに関する講演会や、学生向けの女性の健康に関する講演会を通じて、「包括的性教育」の適切な普及を目指した活動も積極的に行っている。

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      日本で年間約10000人が罹患し、3000人が亡くなっている。それが子宮頸がんです。
      その大部分を予防可能なワクチン(HPVワクチン)があり、日本でも定期接種(公費で費用補助が出る)に指定されています。

      これまで世界中で接種の有効性(予防効果)と安全性について研究がされ、膨大な情報が集まりました。その高い有効性と安全性から、世界各国の公的機関や研究機関は「接種を強く推奨」しています。日本でも、小児科や産婦人科の学術組織からは「接種を推奨する」という見解が出され続けています。

      しかし、データの蓄積だけでは人々の行動が変わらないこともあります。
      日本のHPVワクチンはまさにその状況です。
      そこで、「1人でも多くの人に直接このことを知ってもらう」ための活動を、私も有志のメンバーと共に始めました。
      「みんパピ」でぜひ検索してみて下さい。
      子宮頸がんとHPVのことを丁寧に説明しています。

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      妊娠〜出産における心身の変化はとても大きい。
      「妊娠は病気じゃない」とも言われますが、単に診断名がないだけで、医学的には「心身への大きな負担がかかる異常事態」です。

      妊娠初期には性器出血で流産を心配する女性は少なくなく、つわりも半数以上の妊婦さんに起こります。
      妊娠中期は「安定期」と呼ばれますが、これは「胎盤が完成してホルモン状態が少し落ち着く」という意味合いであって、胎動に伴うお腹の張りや痛み、中には妊娠糖尿病など産科合併症が見つかることも。
      妊娠後期はお腹が大きくなり、歩くにも負担が増え、夜にゆっくりと眠れることも減ってきます。
      出産では身体のあちこちにダメージが残り、すかさず授乳や子どもの安全確認に追われます。

      「産休・育休で人が減ってもきちんと仕事が回る」環境が、健全な職場と言えるでしょう。
      日本全体でこのような勤務環境を整え、相互の理解を深める必要があるのではないでしょうか。

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      私自身も遠隔健康医療相談に携わっていますが、そこで感じる遠隔医療の実感は
      ・オンラインだからこそ医療者に相談できる人がいる(心理的・物理的に)
      ・診断してほしい、処方をもらうなどの医療行為を必ずしも全員が求めているわけではない
      ・対応する医療者と利用者双方の適切な理解(利点や限界)が重要
      などです。
      世界を見れば、例として中国ではのべ10億人以上がオンライン診療を使い、英国では日に数万件のオンライン診療が利用されていると言われています。
      国によって医療体制や社会課題は違えど、これだけ多くの人に活用されている遠隔医療が日本だけには向かない、とは客観的にみても考えにくいでしょう。
      大切なことは、他国の知見に学び、学術論文等による安全性や有効性の検証を十分行い、仕組みとしてのPDCAを回していくことだと考えています。
      「感覚的な不安や懸念」だけで施策が判断されないことを望みます。

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      緊急避妊薬を薬局で入手できることは、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツを守ることに強く繋がります。これは国際的に強く尊重されていますが、日本では体制の整備が遅れてきた経緯がありました。
      先進国を含む世界のおよそ100ヵ国では緊急避妊薬が市販化または処方箋なしに薬局で購入できます。
      また、緊急避妊薬を使用する際には、「なるべく早く飲む方が効果が期待できる」、「100%避妊できるわけではない」ことを理解しておくことも重要です。
      そして、「日頃からの確実性の高い避妊を得るための低用量ピルや子宮内避妊具の活用」、「性感染症を予防するためのコンドームの使用」、「これら避妊や性感染症、パートナーとの関係性を適切に学ぶための性教育の普及」が合わせて大事なことも、ぜひ全ての人に知っておいていただきたいです。

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      大変ショックなニュースです。まずは一個人として、ご冥福をお祈り申し上げます。
      亡くなられた原因はわかっていないとのことですが、今年1月にご出産されていたとのこと。ここであれこれ推測はしませんが、産婦人科医としては「産後うつ」だったことが影響している可能性を必ず考えます。

      産後に精神を病む方は少なくありません。そして、産後は「どんなに健康で、どんなに明るい性格だった」方でも、そうなる可能性があることがわかっています。出産から半年経過していても、なることがあります。

      産後の女性を、決して孤立させないでください。そして、ぜひ「危険なサイン」を誰かが気付けるよう、産後うつについて全ての人に知っておいて頂きたいです。