今井佐緒里

欧州研究者・物書き・編集者 報告 オーサー

なぜ保守党が大勝したのか、なぜジョンソン首相の離脱を支持したのかは、EU側からの分析が必要になるだろう。「グローバル化疲れ」は実際に存在するし、アメリカが引き合いに出される。日本人にもわかりやすい感情だ。しかしこれは、必要な分析の半分に過ぎないだろう。アメリカも日本もEUには入っていない。他のEU加盟国もグローバル疲れはしている。それでもEUでは今でも27カ国が団結しているのに、なぜそこから抜けたかったのか。日本国家が複数の国と同盟を結んだのは、二つの大戦時しかないので、わかりにくいかもしれない。この部分を理解したり説明したりするのは、大きな課題になるだろう。日本は今後イギリスと親しさを増すかもしれないが、EUはアメリカに対抗できる大きな存在であり、日本とEUは経済連携協定・戦略的パートナーシップを結んでいるのだから、ブレグジットをEUへの理解を深めるきっかけにしていく必要があるだろう。

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今井佐緒里

欧州研究者・物書き・編集者

フランス・パリ在住。追求するテーマは異文明の出合い、EUが変えゆく世界観。社会・文化・国際関係などを中心に執筆。ソルボンヌ大学(Paris 3)大学院国際研究・ヨーロッパ研究学院修士号取得。日本EU学会、日仏政治学会会員。編著に「ニッポンの評判 世界17カ国最新レポート」(新潮社)、欧州の章編著に「世界が感嘆する日本人~海外メディアが報じた大震災後のニッポン」「世界で広がる脱原発」(宝島社)、連載「マリアンヌ時評」(フランス・ニュースダイジェスト)等。フランス政府組織で通訳。早稲田大学卒業。日本では出版社で編集者として勤務。 仏英語翻訳。ご連絡 saorit2010あっとhotmail.fr

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    大変興味深い記事をありがとうございました。ただ、執筆者名がないようです。書き漏れですか?
    あと、フラ...続きを読む

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