斎藤秀俊

一社法人水難学会会長、国大法人長岡技術科学大学大学院教授 報告 オーサー

うねりによって波の周期がたいへん長くなっています。
 砂浜海岸では、より陸地に波が駆け上がってきます。そしてまた海に戻ります。このときにあるところに海水が集中して戻ります。これを戻り流れといいます。
 平成30年8月には静岡市高松海岸で大学生三人が80 mほど砂浜海岸を駆け上がってきた波の戻り流れで流されたと推定しています。海岸線から十分離れていても、駆け上がってきた波に足をすくわれると、秒速5 m以上に達する戻り流れで、立ち上がる余裕も与えず海にもっていかれます。
 80 mも流されたら戻ることができません。そして最後は巻波に飲まれて命を落とします。まさに瞬殺です。
 海岸に近づかないようにというのはこういうことです。砂浜はおろか、隣接する歩道や車道にも立ち入らないように要注意です。

斎藤秀俊

一社法人水難学会会長、国大法人長岡技術科学大学大学院教授

人類誕生以来600万年にも及び、祖先は水難という不幸と闘ってきました。そのような経験が我々の遺伝子の中に「水難は神の領域」として埋め込まれてきたかもしれません。600万年も続いた事象を10年や20年で解決できるわけないですが、水難学は、工学、医学、教育学、宗教学、語学、気象学などの学際領域に育ちました。水難学は、予防、事故、事件、ういてまて、救助、水辺のケガや急病まで幅広い事象を扱いますので、風呂から海まで水にまつわる事故・事件、津波災害や大雨災害に関する話題を提供していきます。また、小型船を日ごろから操縦してますので、船舶事故により引き起こされる水難の解説にも足を踏み入れます。

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