内田良

名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授 報告 オーサー

本来、このような運動会の一種目にすぎないものに、国連の委員会や文部科学省が口を出すべきではありません(文科省は、2016年3月に安全に実施するよう通知を出しています)。
ところが、巨大組み体操のやっかいなところは、それが「教育」としておこなわれていることです。つまり、「子どものため」にやっている。だから、積極的に指導している教師や、それを応援している保護者にとっては、それが「いいもの」という認識なのです。だから放置しておくと、危険なまま収まることがない。それゆえ、国連や国が動かざるを得ない。
巨大組み体操を主導する学校側には、リスク管理の意識をもってもらいたいです。ただ、この多忙な状況のなかで反省する余裕もなく、「例年どおり」に進めてしまうという状況があります。

内田良

名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授

学校リスク(スポーツ事故、組み体操事故、転落事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式、教員の部活動負担・長時間労働など)の事例やデータを収集し、隠れた実態を明らかにすべく、研究をおこなっています。また啓発活動として、教員研修等の場において直接に情報を提供しています。専門は教育社会学。博士(教育学)。ヤフーオーサーアワード2015受賞。消費者庁消費者安全調査委員会専門委員。著書に『ブラック部活動』(東洋館出版社)、『教育という病』(光文社新書)、『柔道事故』(河出書房新社)など。■依頼等のご連絡はこちら:dada(at)dadala.net

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